Archive for the ‘NEWS!’ Category

  • 大井剛史&東京佼成「酒井格作品集」リリースに寄せて

    Date: 2024.03.06 | Category: NEWS! | Response: 0

    正確な日付を記録していなかったのですが、あれは2022年の夏頃、あるいは浜松のジャパンバンドクリニック会場でしたでしょうか?大井さんから突然の相談を受けました。

    「東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の演奏でアルバムを作ろうと思っている。制作費は自腹で出す。内容は酒井格さんの作品集。CAFUAさんからCDをリリースしてもらえませんか?」

    日本語なのでもちろん言葉は通じておりますが、思いがけない内容が次々出てくるので理解が追い付かず「え?え?」と驚いた、というか動揺したように記憶しております。自腹を切るからには選曲にも音にもデザインにもブックレットにも拘りたい。CAFUAさんならそんなCDを作れるんじゃないか、と実に勿体ない言葉を頂きました。そうとなったら、大井さんが理想とする最高のCDを作りたい!しかし、その後しばらく続報がなかったので、計画は頓挫したかな?と思いましたが、2023年に入り「予定通り実施します!」とのご連絡。こうして、前代未聞の制作体制を取ったアルバム作りがスタートしました。

    収録する曲目の目玉は、あの「たなばた」の出版前のバージョン!でした。そもそも「たなばた」は、出版に際して手が加えられていて、高校3年生の時に書いた最初のバージョンは所々異なっていた事は、2020年にニコ生で生配信をした「大井剛史のTalk Live! with composer」(酒井さんをゲストに「たなばた」についてトークをした回)で触れられておりましたので、それが実際に音になるとどんな音がするんだろう?と興味をそそられました。

    他には、委嘱の新作として木管のトリオをフィーチャーしたコンチェルティーノ(仮題)、当社から出版している「148の瞳」、コンクール自由曲として人気の高い「森の贈り物」、そして当時まだ初演されたばかりだったヤマハ吹奏楽団委嘱作品「さよなら、カッシーニ」の5曲を収録する予定、と説明を受けました。さすが、自称「イタリスト」を公言する大井さんならではの、拘りのラインナップです。

    ところで、吹奏楽のレコーディングは大きく分けて「ライブ録音」と「セッション録音」があります。ライブ録音は、定期演奏会等のコンサート(もちろん、客席に観客もあり)を録音してアルバム化するもので、吹奏楽のCDの大半はこの方法で制作されているものと思います(本番ライブだけでなく、ゲネプロも録音して編集を行うのが一般的です)。ただ、やり直しがきかない事もあり、隅々まで拘りぬいて録音をしたい、となれば、観客を入れずにセッション録音(スタジオ録音、という言い方もします)をする方が高い完成度を実現する事ができます。その代わり、1曲を何時間もかけて録音するので、ホールを複数日使う事になり、制作予算が大きくなるという制約もあります。

    今回のレコーディングは、「ライブ録音」と「セッション録音」を折衷するような感じで進めたい、と当初から要望されておりました。まず、演奏会を実施しライブ録音を実施する。その翌日も同じホールを借りてセッション録音を行う。今回のCDには「2023年7月9、10日」と収録日の記載がありますが、9日はライブ録音、10日がセッション録音の日付です。一度演奏会で完成された音楽を披露し、それを踏まえてセッションで更に良いものを録る、という作戦で、限られた日程と予算で最良のものを作る方法としては理にかなっていたように思いますし、結果的にも成功だったのでは、と感じました。

    当初「コンチェルティーノ」と呼ばれていた作品は、正式名称が「いちご協奏曲」になった、と聞かされて「い、いちご!?」と驚かされました。しかし、その理由を聞いてみると、ソリストの3名(フルートの瀧本実里さん、オーボエの山本楓さん、ファゴットの柿沼麻美さん)は皆さま栃木県のご出身(ちなみに、大井さんは東京生まれですが栃木育ちとの事、録音会場も宇都宮市文化会館で栃木づくし!)、栃木といえばイチゴ、栃木のイチゴと言えば「とちおとめ」。更に、このお三方と大井さん、TKWOの組み合わせは今回だけになるかも、という事で「一期一会」。そんな意味を込めたとの事で、酒井格さんのセンスが光るタイトルでした。

    気になっていた「たなばた」の初期稿については、大学生の時にコピーをとっていたスコアのため、ひょっとしたら高校3年生の時に書いた一番最初のスコアとは違うところがあるかも?との事で、「初稿」ではなく「初期稿」(early version)という表現をとる事にしました。レコーディングを前にスコアのコピーを頂きましたが、まだ10代の酒井さんが手書きされたスコア、これを高校生の時に書いたの?と改めて驚かされました。ちなみに、作曲当時は「The Seventh Night of July」が正式なタイトルだったため、CDへの記載もそちらをメインに据え、「たなばた(初期稿)」という表記の方を小さくしました。これも、大井さんの拘りの1つです。

    「148の瞳」は、2017年、春日部共栄高校からの委嘱で作曲・初演された作品です。実は、初演の翌年、まだ出版から間もないこの曲を大井さんはTKWOの東北演奏旅行にプログラムし、各地で演奏してくださっています。また、2021年に初演されたばかりの「さよなら、カッシーニ」も、当初から候補曲としてラインナップされておりました。恐らく、まだ「148の瞳」も「さよなら、カッシーニ」も、作品の存在すら充分に知れ渡っていなかったであろう時期、早くもTKWOの演奏曲として取り上げてくださった大井さん、まさにイタリストの面目躍如たるものがあります。

    近年、吹奏楽コンクールで上位大会を狙うバンドの人気曲としてしばしば演奏される「森の贈り物」。あの難しいコルネットのソロを聞くとき、いつも手に汗を握る思いがいたします。当社では、東海大付属第四高校(現・札幌高校)や東海大付属高輪台高校、六角橋吹奏楽団といったバンドの演奏でCDリリースしておりますが、今回、満を持してTKWOの演奏で世に送り出せる事は大きな喜びです。ちなみに、数多く演奏されている「森の贈り物」ですが、プロバンドの演奏としては、オランダの「オランダ王立陸軍ヨハン・ヴィレム・フリソ軍楽隊」(The Royal Netherlands army Band “Johan Willem Friso”)のものと、臨時編成ではありますが「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」によるものがリリースされているのみで、TKWOとしては初録音。それどころか、そもそもTKWOは演奏するのも初めて、というのが実に意外でした。あまた名演が既に存在する「森の贈り物」、大井とTKWOはどんなアプローチで臨むのか?、こちらも収録前から楽しみで仕方ありませんでした。

    こうして、いよいよ2023年7月、ついに酒井格作品を中心とした演奏会、そしてセッションレコーディングが開催される事になりました。7月8日からリハーサルに参加された酒井さんは、大井さんの指揮やTKWOの演奏に細かく注文をされ、音楽の骨格がどんどんとしっかりしたものになっていきました。7月9日は宇都宮市文化会館での演奏会。七夕を2日過ぎてしまいましたが、本邦初公開となる「たなばた」初期稿や、委嘱新作「いちご協奏曲」などを聞いてみようと、栃木のみならず各地からお客様が集まり大盛況のうちに幕を閉じました。その夜、静まり返ったホールの楽屋には我々録音スタッフと大井さんの姿が。今演奏したばかりのライブ録音を聴き、翌日のセッションは時間が限られていたので、どう進めていくのかを打合せていきます。また、ライブ録音のmp3を全演奏者に共有する事で、個々の奏者も反省や改善に生かす事が出来たのも、昔のテープ録音の時代にはできなかった芸当で、効率的なレコーディングの一助になったものと思います。こうして、7月10日のセッション録音も無事に終了、夏場の北関東名物?突然の雷雨と豪雨の中での撤収となった事が懐かしく思い出されます。

    録音を無事に終えた後は、編集作業やブックレットの準備などを進めます。当初、1月のTKWO定期演奏会での発売を予定しておりましたが、当社の制作スケジュール遅れもあり、「急いで作って半端なものにしたくない」という大井さんのご希望により、予定を少し遅らせる事となってしまいました。申しわけない気持ちでいっぱいですが、おかげで、酒井さんがゲストとして招かれていた2月29日の「TKWO課題曲コンサート2024」の日から先行販売を始める事ができ、大いに盛り上がる事が出来たのではないか、と思います。

    それにしても、編集音源を確認した大井さんから頂いた修正リクエストの、実に細かく多岐に渡る事!とはいえ、その1つ1つは納得のいく注文ばかりでしたし、おかげでこうして完成度の高いアルバムに仕上がったわけですから、大井さんのご要望に必至でくらいついていった甲斐があったというものです。当社、CDを制作して今年で25年になりますが、今回は本当に勉強になる事がいっぱいでした。

    CD収録時間に余裕があったので、ボーナストラックとして「たなばた」のライブ音源を収録しよう、と提案して下さったのも大井さんです。「初期稿」を収録するものの、そもそも「たなばた」をまだ聞いた事の無い方もいらっしゃるだろうし、同じCDに出版前と後のバージョンが入っている方が違いが分かりやすいだろう、という事でしたが、指揮者である大井さんがプロデューサーをされたからこそ実現した事です。録音は2012年のTKWO仙台公演のライブ。まだ大井さんがTKWO正指揮者に就任される前の貴重なライブ音源ですが、今聞いても演奏内容と完成度の高さに驚きます。最後の一音が鳴った後の「ブラボー!」の掛け声と大きな拍手が、普段よりも感慨深く感じられるのは、ここまでの制作の経緯や成り行きがあったからこかもしれません。

    CDブックレットに酒井さんの作品一覧を掲載しよう、と言い出したのは当方です。酒井さんは全ての曲に作品番号を振られているので、きっとちゃんとしたリストをお持ちだろうな、と思っての提案でしたが、実際に頂いた資料を元にリストを作り始めると、やはり確認の必要な事項も多く、それらは酒井さん本人じゃないと分からない事ばかりなので、結局酒井さんに大きな負担をおかけしてしまったかもしれません。とはいえ、作品1から202までを網羅した作品一覧、酒井さんのファンにも、そして酒井さんご本人にも?お役に立つものになったのでは、と自負しております。(ちなみに、2024年度の吹奏楽コンクール課題曲「メルヘン」は作品番号197で、198番「いちご協奏曲」の1つ前の作曲という事になります。)

    大井さんの拘りと愛が詰まった「酒井格作品集」。いずれ大井さんも、制作の経緯をまとめた文章をまとめられる、と伺っております。今回は、実際にCDを制作した「レーベル」からの目線で(と言いますか、今回の制作をアソシエイト・プロデューサーとして支えましたCAFUAの後藤の目線で、が正しい)振り返ってみました。無事リリースを果たしましたが、今回のアルバムは当社としても特別なもの。より多くの方に、このアルバムを手に取って頂きたく、引き続き宣伝活動を進めて参りたいと思っております!

  • 創立5年!日本経済大学吹奏楽部のデビューCDリリース!

    Date: 2024.02.14 | Category: NEWS! | Response: 0

    彗星の如く現れた大学吹奏楽界の麒麟児、渾身の初オリジナルアルバム!! -芳賀 傑

    2019年に創部され、3年後の2022年には早くも「全日本吹奏楽コンクール」全国大会初出場、
    破竹の勢いで大学吹奏楽の雄となりつつある「日本経済大学吹奏楽部」。
    満を持してのデビューアルバムをリリース!

    福岡工業大学吹奏楽団を九州トップのバンドに育て上げた名指導者、
    柴田裕二氏を指揮者に迎えて2019年に新設された吹奏楽部。
    2021年、創部2年目で「全日本アンサンブルコンテスト」に出場(木管四重奏)、
    みるみると頭角を現してきましたが、2022年には創部3年目で全国大会に初出場!
    吹奏楽ファンを驚かせました。
    2023年も2年連続となる全国大会出場を果たし、
    まさに「麒麟児」に相応しい活躍をみせております。

    今回のアルバムは、2回目の全国大会を前にした2023年9月、
    セッションレコーディングで収録した1枚。
    メインタイトルの「彩をえがく鳥」(芳賀 傑)は、コンクール自由曲として演奏された作品。
    2022年に初演されたばかりの新作でのコンクール挑戦でした。

    メインタイトルでもある「彩をえがく鳥」を作曲した芳賀 傑は、
    2018年、「水面に映るグラデーションの空」で「クードヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクール
    の1位を受賞、ほぼ無名だった芳賀の名を一気に世界に知らしめる快挙でした。
    今回録音した「彩をえがく鳥」も、2021年にスイスで行われた
    OFSI(Orchestra di Fiati della Svizzera Italiana)国際吹奏楽作曲コンクール
    で1位を受賞!世界に名の知れた作曲家として益々の活躍が期待されております。

    なお、このCDに収録された「彩をえがく鳥」は、
    ノーカットの「オリジナル版」と、
    吹奏楽コンクールで演奏された「コンクール版」、2つを併録しております。
    特に「コンクール版」の方は、短くなった演奏時間の中でも曲のもつ力強さを失わないよう、
    終結部を新たに書き起こした特別バージョンとなっています。
    同曲は当社の出版楽譜(レンタル楽譜)となっておりますが、
    もしカットしてコンクールへ出場する事をご希望される場合は、
    特別版のエンディング楽譜を用意する事が出来ますのでご相談ください。
    (作曲者の意向により、全曲を演奏される場合はオリジナルの終結部で演奏をお願いします。)

    それ以外の収録曲としては、
    「彩をえがく鳥」と併せてコンクールで演奏された課題曲「煌めきの朝」や、
    九州大会で金賞受賞を受賞したものの、全国大会出場は果たせなかった、
    2021年度の課題曲「僕らのインベンション」と、自由曲「復興」、
    スパーク若かりし頃の名曲「祝典のための音楽」、
    ポップスとして「踊りあかそう」「ディズニーランド・セレブレーション」、
    柴田裕二のフリューゲルソロ!で「アランフェス協奏曲」、
    そして人気のアンコールピース、ビリクの「ブロックM」と盛りだくさんの内容。
    日経大の実力と音楽性をフルに発揮したラインナップとなっております!

    芳賀さんの言葉を借りれば、
    「日経大最大の魅力である煌びやかで艶のある音楽が余すところなく詰め込まれた珠玉の1枚」
    となっております。
    まだ「日経大?」と聞いてもピンとこない方でも、
    1トラック目の「祝典のための音楽」を聞き始めた途端、
    その魅力あるサウンドの虜になってしまいます。
    2024年最初にCAFUAがお送りする1枚、
    吹奏楽を愛する全ての人に自信を持ってお薦めできるアルバムです!



    ★こちらのCDは「CAFUAレコード25周年記念キャンペーン」の対象商品です!

  • 東海大札幌高校「宇宙の音楽」12/20リリース!

    Date: 2023.12.20 | Category: NEWS! | Response: 0

    P.スパーク「宇宙の音楽」(東海大学付属札幌高等学校吹奏楽部)
    CAFUAレコード CACG-0324


    2023年最後のリリースは、全国大会出場40回、北の大地の名門「東海大学付属札幌高等学校吹奏楽部」の2023年定期演奏会ライブ盤!今年の全日本吹奏楽コンクールで熱演が披露されたスパーク「宇宙の音楽」をメインに据え、圧巻のヴィルトゥオーゾを余すところなく披露しております。

    2022年から23年にかけて、『月刊マガジン』誌で連載された山本誠志氏の漫画により、吹奏楽ファン以外にもその存在が大きく知られる事となった、フィリップ・スパークの名作「宇宙の音楽」。宇宙の誕生から未来までを音楽で描いた、というあまりに壮大なストーリーに圧倒されますが、原題の「Music of the Spheres」を直訳すると「球体の音楽」。このタイトルには、ギリシャ時代の数学者・ピタゴラスが提唱した「星の規則的な動きは、音楽の調和にも結びつく」という考えから生み出された「天球の音楽」に基づいて付けられています。CDジャケット(カバー)は、宇宙そのものよりも、古代の天文学者らが想像した天球の世界をイメージして描き上げたものです。なお、同曲ならびに宮下秀樹「ポロネーズとアリア」の2曲は、同校を長年に渡り指導している中村俊哉氏の客演指揮にてお届けします。

    同校の定期演奏会には、いつもプロとして活躍する卒業生をゲストとして招き、ソロ作品を演奏しております。今回は、シエナ・ウインド・オーケストラを経て、現在は東京交響楽団のホルン奏者として活躍する加藤智浩氏が登場。「ドラゴンファイト」などの作品で知られるオットー・M・シュワルツ作曲の「ケープホーン」で美しくも力強い音色を奏でております。

    日本と韓国の愛唱曲を見事にブレンドさせた高昌帥「アリランと赤とんぼ」は、同校が「第四高等学校」を名乗っていた頃にも演奏した得意の作品ですが、今回は副顧問の武智司先生がタクトを取りました。新時代の札幌高校を期待させる演奏にも注目です。

    後半のポップスステージは、東海大札幌高校の名物とも言える、岩井直溥アレンジ作品を中心とした選曲。フランク・シナトラのカバーで大ヒットした「ニューヨーク・ニューヨーク」は2008年以来久しぶりの演奏。ノリノリなスウィング感がたまりません。サックスソロをフィーチャーした「メモリー」(キャッツ)では3年生がソロを担当、堂々と歌わせる演奏に心を揺さぶられます。鈴木英史編曲「糸」は同校の「おはこ」。そういえば、この曲を歌った中島みゆきさんは札幌のご出身でした。一説には150人以上がカバーしている、という名作「糸」、東海大札幌高校もその一員に名を連ねます。ラストナンバーの「キャリオカ」はラテンのノリが心地良いユーマンスの代表作。1933年の白黒映画『空中レビュー時代』の中でアステア&ロジャースの名ダンサー二人が繰り広げる圧巻のダンスシーンで演奏される曲です。ほとばしる熱いパッションを感じる事ができますでしょうか。

    オリジナル作品もポップスも、基本は忠実に、しかし観客に最大の喜びと感動を、という東海大札幌高校の信念は揺らぐ事無く、高い完成度のライブアルバムとなっております。

  • CD3タイトルリリース!神奈川大学吹奏楽部&アンコン全国大会

    Date: 2023.05.31 | Category: NEWS! | Response: 0

    先日の「ジャパンバンドクリニック」にて先行販売を行った3タイトル、いよいよ本日5/31全国リリース!いずれもアツい演奏を収録したライブ盤となっております!


    ■神奈川大学吹奏楽部 C.オルフ「カルミナ・ブラーナ」(CACG-0320)

    2000年リリースの「英雄の生涯」以来、毎年(コロナ時を除く)アルバムのリリースを重ねている吹奏楽の雄「神奈川大学吹奏楽部」。1月に開催された定期演奏会ライブを収録した今回のアルバム、タイトル曲はクランス編曲の吹奏楽組曲版全曲!「いつか取り上げたい」と音楽監督・小澤俊朗先生が長年暖めていた作品です。全国大会金賞の「ピース、ピース」の再演、ブラームス、ドビュッシーと古典の名曲も!


    ■第46回全日本アンサンブルコンテスト(CACG-0321&0322)

    浜松アクトシティで開催された「第46回全日本アンサンブルコンテスト」のライブ盤、[中学・高校][大学・職場一般]の2種類(共に3枚組)にてリリース!ヴィヴァルディ、サリエリらの古典から三澤慶、田村修平らの最新作まで、今最もアツいアンサンブル曲が目白押し!

  • ※終了:【期間限定】「トップをねらえ!」35周年記念セール

    Date: 2023.05.26 | Category: NEWS! | Response: 0

    ※こちらのセールは終了いたしました。


    【「トップをねらえ!」35周年記念セール】
    吹奏楽譜・CD半額&期間限定特別セットも!
    期間:5月26日(金)~6月21日(水)AM

    庵野秀明監督で1988年に制作・OVA化された伝説の名作アニメ「トップをねらえ!」が本年35周年。この5月には第1作のOVA全6話が劇場公開!また6月には、2004年に制作された続編「トップをねらえ2!」のOVA全6話も劇場公開されます。

    「トップをねらえ!」「トップをねらえ2!」共に音楽を担当したのは巨匠・田中公平。弊社では、作曲者本人の監修による吹奏楽版の楽譜を発売しております!

    そこで、劇場公開期間にあわせて、「トップをねらえ!」関連吹奏楽曲の半額セールを実施!更に、同作のファンの方にお楽しみいただけるよう、両曲の楽譜および「田中公平オン・ブラス!」(avex classicsよりリリース)のCDを組み合わせた特別セットもご用意いたします!

    ■対象商品
    ガンバスター交響詩
    …「トップをねらえ!」に登場するメカの中でも、全長200m! という巨大さを誇るガンバスターはまさに象徴的な存在。同作の劇伴(サントラ)を担当した田中公平が、「トップをねらえ!」および続編の「トップをねらえ2!」の音楽を再構成し完成させたオーケストラ作品が「ガンバスター交響詩」です。演奏時間約11分半、もちろん「ダンドン、ダンドン」でお馴染みガンバスターのテーマも登場! 吹奏楽編曲は杉本幸一の手によるものです。シンフォニックな構成なので、コンクール自由曲としても…?

    立つ鳥跡を濁さず
    …ガイナックスの設立20周年を記念し、2004年から制作されたOVA「トップをねらえ2!」のエンディング曲として書かれた作品。「2!」も、第1作と同様に田中公平がサウンドトラックを担当しています。こちらの編曲は「マゼランの未知なる大陸への挑戦」「マードックからの最後の手紙」など人気吹奏楽曲を数多く世に送り出している樽屋雅徳! 美しくも力強い吹奏楽アレンジとなっております。演奏会のアンコールなどにいかがでしょうか。

    「トップをねらえ!」スペシャルセット!
    …「ガンバスター交響詩」「立つ鳥跡を濁さず」の吹奏楽譜と、同曲を始め「ワンピース」「サクラ大戦」など田中公平の代表作吹奏楽アレンジを収録したCD「田中公平オン・ブラス!」もお付けした特別セット!「トップをねらえ!」ファンなら是非持っておきたいセットです!

    ※当社WEBショップ限定のセールとなります。

  • WEBショップ限定「ウィンターセール」開催!

    Date: 2022.12.23 | Category: NEWS!, 吹奏楽(販売)譜紹介 | Response: 0

    ※こちらのセールは終了いたしました。
    たくさんのご注文ありがとうございました!


    【告知】ウィンターセール開催!(期間限定・当社WEBショップ限定)
    期間:2022年12月29日~2023年1月5日AM

    CAFUA webショップ限定でセール期間中に吹奏楽譜(販売譜)をご注文の場合、
    50%引きでご購入頂けます。この機会に是非ご利用下さい!

    ■対象商品
    ・吹奏楽譜(販売譜・オリジナル作品)
    ・吹奏楽譜(販売譜・アレンジ作品)
    ・吹奏楽譜(販売譜・ポピュラー作品)

    ※発送は新年1月6日以降になりますので予めご了承ください。
    ※当社WEBショップ限定のセールとなります。
    ※5,000円(税込)以上の購入で送料無料!

  • 東海大札幌高校、最新アルバムリリース!

    Date: 2022.12.21 | Category: NEWS! | Response: 0


    CACG-0318 B.アッペルモント「ブリュッセル・レクイエム」より


    本年度の「全日本吹奏楽コンクール」全国大会でも金賞を受賞した北の雄、東海大学付属札幌高等学校吹奏楽部の最新アルバムをリリース!6月に開催された「第43回定期演奏会」のライブ盤です。

    コロナ禍により2年続けて定期演奏会が中止となるなど思うような活動が出来なかったと聴いておりますが、「東海大学付属第四高等学校」と呼ばれていた時代から変わらぬ骨太で揺るぎのないサウンドは健在。

    これまで何度も演奏を重ねてきた、真島俊夫のコンサート・マーチ「東風 -こち-」を、今回は副顧問の武智司先生が指揮。同校に新風をもたらします。ゲストソリストとしてリード「ラフーン」を演奏するクラリネット奏者・鳥潟さくらは同校吹奏楽部出身。フランスで演奏活動を重ね、「日本管打楽器コンクール」で2位を受賞する実力と高い音楽性は、この素晴らしい演奏を聴けば大いに納得です。今後の更なる活躍を期待したいクラリネット奏者の一人です。

    吹奏楽コンクールで演奏した課題曲「ジェネシス」と自由曲「ブリュッセル・レクイエム」の2曲は、客演指揮の中村俊哉のタクトで披露。金賞を受賞した全国大会の演奏とも一味違う演奏、また「ブリュッセル~」はコンクールとは少し違うカットでの演奏と、札幌ファンには聞き逃せない演奏です。

    後半のポップスステージも見事なもの。特に、3年生・糟屋晴さんのバリトン・サックスソロで演奏される「アヴェ・マリア」と、本格的なスイング感が爽快で気持ちのいい「ベニー・グッドマン・メモリーズ」は白眉です。シンフォニックな表現だけでなく、ポップスも心地よく聞かせる多様にして盤石な音楽表現には舌を巻くばかりです。

    これぞ吹奏楽の醍醐味!という演奏をギュッと凝縮したアルバムを、是非たくさんの方にお聞きいただきたいです。

  • 1993年度課題曲、川辺真「ターンブル・マーチ」復刻発売!

    Date: 2022.11.02 | Category: NEWS! | Response: 0

    1993年度の課題曲(第3回朝日作曲賞受賞作品)、川辺真作曲「ターンブル・マーチ」の吹奏楽譜を当社より復刻発売!

    同年の課題曲は、小長谷宗一「スターパズル・マーチ」、上岡洋一「潮煙」、そして矢部政男「マーチ・エイプリル・メイ」と、現在でも演奏される名マーチが揃った年でしたが、「ターンブル・マーチ」も力強く勇壮な響きで根強い人気を誇っています。全国大会での辰口中学校(石川県代表、指揮:田中一宏)の演奏を思い出す、という方もいらっしゃるのでは?

    作曲者・川辺真の手により若干の手直しはありますが、ほぼ課題曲当時のままでの発売となります。

    なお、今年6月に東京の一般バンド「よつば吹奏楽団」さん(指揮:三國浩平)の定期演奏会で当曲が演奏され、その映像がYouTubeにて公開されております。

    約30年の時を経て復刻と相成った課題曲ですが、「懐かしの課題曲」である事は抜きにしても、演奏会のオープナーとして高らかに演奏するのに適した一曲となっております。冬~春に演奏会を計画されている学校・団体の皆さまにオススメです!

  • アンサンブル新譜2022<金管・打楽器編> 

    Date: 2022.07.15 | Category: NEWS! | Response: 0

    例年に比べ、アンサンブル作品のお問い合わせ・ご注文の動きが早いような気がします。
    2022年発売となるアンサンブル作品をご紹介します。



    <金管8重奏> 三澤 慶作曲「ヴィーナス ~美の幻想、地獄の実相」

    東海大学附属高輪台高等学校吹奏楽部・東京隆生吹奏楽団委嘱作品。
    作曲家・三澤慶とタッグを組んでゴールド金賞!を目指す宇宙シリーズの第五弾です。

    金星をテーマに、金管アンサンブルならではの軽快なパッセージと華やかさ、掛け合いなどの魅力満載。副題が示すように「美」と「地獄」の対比を音で表現。ユーフォニアムにも見せ場があり個人の技巧が披露できる上級者向けの作品です。

    今年3月、山形県やまぎん県民ホールで全国大会が開かれた第45回全日本アンサンブルコンテストにおいて、東京隆生吹奏楽団が圧巻の演奏。見事金賞を受賞しました。


    参考演奏CD「第45回 全日本アンサンブルコンテスト」 <大学・職場一般 編>
    CAFUA CACG-0316

    金管8重奏のアンサンブル作品をお探しの方、三澤慶作品は他にもございます。


    ニュー・ホライズンズ・ミッション ~太陽系の果てへの旅



    軌道共鳴



    Mars 〜赤の神話、青の記憶

    ※試聴は楽譜商品ページ[試聴する]ボタンよりお聴きできます。

     



    <打楽器4(5)重奏>片岡寛晶作曲「ミナ・ハニ ~打楽器群のために」

    メンバーや楽器の実情に合わせ、4重奏でも5重奏でも演奏できます。(3rdパーカッションがオプションです。)
    マリンバパート、スコア上は、4oct.半(F~C)を想定して書かれたもので、4~5oct.の全てのマリンバで演奏が可能。「鳥之石楠船神」の作曲者・片岡寛晶は打楽器奏者だけあり、奏者に配慮した譜面になっています。
    印象的な冒頭が聴衆を惹きつけ、アラビックな異国情緒の響きで妖艶な世界へと誘います。

     

     



    <管打楽器4重奏>片岡寛晶作曲「ルリカケスの嘆き ~管打楽器奏者の為に」

    フレキシブルパートで、最大9パターンの組み合わせが可能。
    原曲通りのTrp.が入った編成でも、フルート&オーボエ&クラリネットの純粋な木管アンサンブルでも楽しめます。マリンバにもオーケストレーションに工夫が。厚くして更に効果的な演奏が可能です。

    奄美群島だけに生息する瑠璃色の羽の美しい鳥、ルリカケス。
    美しい姿とは対照的な、カラスに似た鳴き声はBamboo Chimeが表現しているのでしょうか。
    曲は急-緩-急の三部形式。場面展開のはっきりした作風でルリカケスを擬人化したような旋律はおとぎ話を聞いているようにも思えます。
    小学生から大人まで幅広く演奏していただけます。

     
    次はサクソフォーン四重奏作品をご紹介します。
     

  • アンサンブル新譜2022<サクソフォーン編> 

    Date: 2022.07.15 | Category: NEWS! | Response: 0

    続きまして、サクソフォーン四重奏曲 2作品をご紹介します。



    <サクソフォーン4重奏>宮内栄輝作曲「秋の幻影 ~どんぐりころころの主題による~」

    童謡を新たな解釈で生み出した、新進作曲家のデビュー作です!
    お馴染み「どんぐりころころ」のフレーズが顔をのぞかせてはつかめない、ミステリアスで技巧的な作品。
    宮内栄輝は現在、大阪音楽大学在学中でありながら高い評価を得ており、今後が楽しみな作曲家です。

    まずはCAFUA YouTubeチャンネルで、そのエネルギーとアイデアが詰まった渾身作をお聴きください!!

    演奏:ペペロサクソフォーンカルテット




    <サクソフォーン4重奏>宮内栄輝作曲「サクソフォン四重奏曲 第一番 へ短調 」

    同じく、宮内栄輝が紡ぎ出したハイグレードなサックス四重奏曲。独立した3つの楽章で構成されています。
    重厚な響きで緩急がはっきりした1楽章。
    2楽章の「インテルメッツォ」はうって変わってやさしいため、和声進行の練習曲としてもアカデミックに活用できます。
    そして、明るく軽快な美曲の3楽章「ロンド」。
    数あるサクソフォーン四重奏曲に肩を並べ、単楽章での演奏でサロンコンサートやコンテストにも取り上げていただきたい作品です。

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