Archive for 8月, 2012
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アンサンブル紹介リレー・その20
こんばんは。今夜は今月2度目の満月、ブルームーンです。
このアンサンブル紹介リレーもちょうど20回を迎えました。本日ご紹介するのはこちらの楽曲です!
CEM-024
ウェイ アンカー / 堀田庸元(金管8重奏)
定価4,410円(税込)「ウェイ アンカー」は”Weigh Anchor”。
「錨を上げる、出帆する」という意味の言葉で、作曲者が意図したとおり、今まさに出発する!というような決意を感じさせる曲に仕上がっています。
意気揚々とか、期待に胸を膨らませる…などというよりは、「決意」という言葉が似合うように思います。多少の「緊張感」や「不安」、「不穏」な空気もまとっているようです。全体は急―緩―急の三部構成となっており、テンポの速いパートでは、8分音符が流れないように、とか、2拍3連音符をコンビネーションで吹くとか、キメのリズムを全員でしっかりキメるとか、シンコペーションのリズムで前進力を出すとか、それはもう聴きどころ、聴かせどころが満載でとても全ては書ききれません(そりゃそうですよね)。
少しハードで、クールな感じが好きな方には断然おススメです。「キレてるアンサンブル(それはもう良い意味で)」をアピールするのに最適です!とはいえ、アンサンブルのキャラクターも単一よりは二面性、奥行きがある方がより魅力的ですよね。緩徐部ではハーモニーと、それぞれの楽器のソロによる美しいメロディをじっくり聴かせます。
メロディは、テンポとの距離感をうまく取っていきたいところ。メロディ以外に動きのあるパートがない部分もあるので、歌いつつも停滞してしまわないように気をつけましょう。ハーモニーは、特にトロンボーン3本で担当するところなどは特技をしっかり活かし、じゅわっと溢れるような和音を作れれば最高です。こうしてご紹介していると、この曲に取り組むことによる金管セクションのアンサンブルレベル向上効果は相当なものと言えそうです。曲中で、1stトロンボーンにやや高い音がある箇所があります(最高ハイD)が、もし演奏が困難な場合は作曲者自身が用意した「低い音のバージョン」もありますのでご検討下さい。楽譜に”Ossia”(もしくは、という意味)として記載されています。
ミュートやフリューゲルホルンも使用してさまざまな音色を用い、金管アンサンブルの輝かしい響きを十分に活かそうという意図のもとに書かれた作品です。
楽器どうしのコンビネーションの変化も、楽しんで演奏してみて下さい。楽譜事業部 高橋
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アンサンブル紹介リレー・その19
こんにちは。明日は満月ですね。
本日ご紹介するのはこちらの作品です!
CEM-022
ジャスト・スパークリング・タイム / 真島俊夫(金管8重奏)
定価4,620円(税込)金管8重奏の魅力、能力、特徴を知り尽くした真島氏による金管8重奏です。
Just Sparkling Timeの”sparkle”は、輝く、きらめく、といった意味を持ちます。
『さぁ、今まさに輝かしい時の始まりだよ!』と告げているような、愉快な仲間たちとの楽しい時間を彷彿とさせるような、そんな作品です。楽器編成はトランペット3本にホルン、3本のトロンボーンとテューバという、これも金管アンサンブルの輝かしさを引き出すものですが、2ndトロンボーンのパートをユーフォニアムで演奏することも可能です。
曲のムードは軽快で楽しげに、ジャズの要素をふんだんに取り入れてお洒落だけれど、気心の知れた友人とくつろいで過ごす時間のような優しさや温かさも感じられ、オトナの雰囲気を醸し出しています。この曲をステージで演奏すれば、聴衆もまるで演奏者の親しい友人になったように感じて、リラックスして演奏を楽しんでくれるのではないでしょうか。
ロビーコンサートなどのような、気さくな場にも良く合います。テューバはウォーキングベーススタイルに時折かけ足も混ざって、アンサンブルの足元を軽快に支えています。ホルンは他の楽器群とは異なる動きをしている部分も多いので、スコアで他のパートの動きを確認して不安をなくしましょう。全体的に臨時記号はやや多めですが、ここでひるまず完成形を思い描いて練習してみて下さい。きっと楽しいアンサンブルになると思います。
金管8重奏「ジャスト・スパークリング・タイム」は、こちらのCDに収録されています。
CACG-0137
ヤマハ吹奏楽団 アンサンブル委嘱作品集
定価2,500円(税込)次回もお楽しみに!
楽譜事業部 高橋
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アンサンブル紹介リレー・その18
こんにちは。本日は、金管&打楽器の混成アンサンブルをご紹介します。
CEM-031
エルドラド~金管・打楽器8重奏のための / 福島弘和
定価4,620円(税込)題名の「エルドラド(El dorado)」はスペイン語で「黄金郷」といった意味ですが、「この曲を演奏してコンテストで金賞を取れますように!」という願掛けのイメージで付けられています。
楽器編成は、トランペット3本、ホルン、トロンボーン2本、テューバに、パーカッションが一人。パーカッションの使用楽器は、《Tam-tam, Suspended Cymbal, 4Toms, WindChime, Triangle》となっています。打楽器が加わることで、一般的なアンサンブルの枠を超えた、より広がりのある音楽を表現することが出来ます。
全体的に「黄金郷を求めて旅するイメージで演奏してもらえれば」と作曲者の福島氏も話していますが、はるか遠くにある何かを求めて旅する横顔…のイメージがわいてくるような、そんな楽曲です。ところで、「黄金郷」ってなんでしょう。正確に調べてしまうと少し味気なくなってしまうかもしれませんが、「探し求めてゆく一種の理想郷」と考えれば…「音楽の道の先に、追求してゆくもの」と捉えることもできるのではないでしょうか?
「自分はどうして音楽を、吹奏楽を、この楽器をやっているんだっけ…?」
日々練習に取り組み、時間が過ぎゆく中でふと、当初の目的地を見失ってしまったような気がする、そんな瞬間はありませんか?この曲に取り組むときは、黄金郷への憧れの力を借りて、改めて自分に目的地を問うてみるのも良いかもしれません。
なお、曲中に8分の6拍子でホルンが旋律を受け持つパートがありますが、ホルン奏者が慣れ親しんだ「狩のホルン」のリズムとは一味違うので、注意して見てみて下さいね。「8分の6拍子はスペイン風に」。全ての楽器に、個人の見せ場も用意されていますよ。
次回もどうぞ、お楽しみに。
楽譜事業部 高橋
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アンサンブル紹介リレー・その17
こんにちは。今日の茅ケ崎は、久しぶりに雲の多い空となりました。
本日ご紹介するのは、こちらの作品です。
CEM-002
カレイドスコープ / 天野正道(金管5重奏)
定価4,200円(税込)カレイドスコープは、フランス語で「万華鏡」という意味の言葉です。欧文タイトルは、”Kaleidoscope pour quintette de cuivres” すべてフランス語です。
このアンサンブル作品は、吹奏楽曲でありCAFUAでレンタルをしております「ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール・ションジュ・コム・ル・カレイドスコープ」(La forme de chaque amour change comme le Kaleidoscope)にあるのと同じテーマ・モチーフを用いて作られています。この曲のタイトル前半に注目して下さい!
「ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール」…そうです!
アンサンブル紹介リレー・その14でご紹介した、天野氏作曲のクラリネット8重奏と同じ名前ですね!実はこのクラリネット8重奏も、吹奏楽曲の「ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール・ションジュ・コム・ル・カレイドスコープ」の曲中にあるテーマ・モチーフを用いて作られた作品なのです。
もととなった吹奏楽曲には、多数のテーマやモチーフと、さらにそれを変容させたテーマ・モチーフが使われています。クラリネットアンサンブルと、本日ご紹介する金管5重奏では採用されたモチーフも曲想も異なりますが、同じ一つの源から生まれた、兄弟のような作品とも言えます。
クラリネットアンサンブルは、『全体的にレガートで、柔らかく美しい雰囲気』とご紹介しましたが、こちらの金管5重奏曲は『勇壮・快活』に始まり『憂いと不安の色を含んだようなコラール』を経て『変拍子を含む速いパートからフィナーレへ』とつながっていきます。
金管5重奏らしい身の軽い表現、異種楽器混成アンサンブルならではの多彩な音色が特徴です。金管5重奏で収録された音源は現在販売されておりませんが、吹奏楽曲の「ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール・ションジュ・コム・ル・カレイドスコープ」を収録したCDがございます。
CACG-0043
SWAN LAKE / 創価グロリア吹奏楽団
定価2,800円(税込)アンサンブルに挑戦される際は、ぜひ参考になさってみて下さい。
楽譜事業部 高橋
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アンサンブル紹介リレー・その16
こんにちは。8月も最後の週になりました。今週は、金管アンサンブルをフィーチャーしてお届けします。本日はこちらの作品!
CEM-019
二つの叙情的な小品 / 山里佐和子(ユーフォニアム・テューバ4重奏)
定価4,620円(税込)二つの小品の内容は、純粋で美しい雰囲気の「ロマンス」と、どことなく皮肉っぽさを秘めた「マーチのテンポで」となっております。
ユーフォニアム・テューバは、合わせて「バリチュー」と呼ばれることもありますね(ユーフォニアムをバリトンと呼んで…)。このバリチューという言葉、可愛らしくて語呂が良くてとても素敵な単語だと思いますが、現在CAFUAでお取り扱いのあるバリチューアンサンブルはこの一曲のみとなっております。今後是非とも、ラインナップを拡充させていきたいところです。
さてこちらの作品では、楽章が分かれておりますのでもちろん別々にも演奏が可能なのですが、それぞれ性格の異なる曲であり、また通して演奏した時にその対比が非常に良い効果を発揮します。互いがもう一つの楽章を引き立て、魅力を高め合っている楽曲であるといえます。もし可能であれば、2楽章合わせて演奏して頂きたい…と、楽譜担当として願う次第でございます(主観的意見で申し訳ございません)。
CAFUA Music Libraryでは唯一のユーフォニアム・テューバアンサンブル作品ですが、作曲者自身も「バリ・テューバ4重奏のレパートリーに、ありそうでなかった曲を」ということを一つのコンセプトとして書きあげた作品です。
「今までとちょっと違う曲が良い」「他のアンサンブルグループと一味違う曲を探している」という方に、お勧めです!ユーフォニアム・テューバ4重奏「二つの叙情的な小品」は、こちらのCDに収録されています。
CACG-0137
ヤマハ吹奏楽団 アンサンブル委嘱作品集
定価2,500円(税込)さまざまなジャンルのアンサンブル曲を収録しています。
ぜひ併せてお楽しみください。楽譜事業部 高橋
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アンサンブル紹介リレー・その15
こんにちは。今日も、太平洋高気圧が絶好調!な湘南茅ケ崎からお届けします。
本日ご紹介するのは、こちら!
ねがい / 石毛里佳(クラリネットアンサンブル)
CEM-005(5重奏版) 定価4,200円(税込)
CEM-006(8重奏版) 定価4,620円(税込)
※画像をクリックすると5重奏版の詳細ページへジャンプしますBクラリネット4本とバスクラリネットからなる5重奏版と、
Esクラ、アルトクラ、コントラルトクラ(Es)が加わった8重奏版の、2種類をご用意しています。
バンドの人数事情、楽器事情に合わせて選ぶことができるのはもちろん、単に楽器や人数が異なるだけでなくその編成にあったアレンジを施されているのが嬉しいポイント。前半は透明感のある緩徐な楽想でクラリネットアンサンブルの美しい響きをじっくり聴かせ、中間からはAllegretto、Vivaceと次第にスピード感を上げていきます。
フィナーレはまさに『爽快!!』という印象を、聴衆にも演奏者にももたらしてくれます。この曲を演奏する際に大切にしてほしいことの一つが、奏者同士の“シンクロ”です。
ハーモニーのシンクロ、リズムのシンクロ、ユニゾンのシンクロ、間のシンクロ、等々…
また、ひとつのフレーズが姿形を変え、繰り返し現れる様を「願いを込める」しぐさにイメージして作曲がなされたということなのですが、実際演奏する人間が願うことは何かを考えてみたり、メンバー同士で話してイメージを共有するのも、曲を組み立てていく行程の一助となるのではないでしょうか。クラリネットアンサンブル「ねがい」は、こちらのCDに収録されています。
CACG-0138
「ねがい」
コンチェルト・ダモーレ 佐川聖二クラリネット・オーケストラ
定価 2,500円(税込)この曲も、クラリネットオーケストラによる、ふくよかな響きでお楽しみいただけます。
ぜひ、お試しください。楽譜事業部 高橋
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アンサンブル紹介リレー・その14
こんばんは。残暑厳しい日が続いておりますが、太陽の角度は次第に変わりつつあるようです。
本日ご紹介するのは、こちらの作品です。
CEM-007
La forme de Chaque Amour / 天野正道(クラリネット8重奏)
定価4,830円(税込)タイトルはフランス語で、「それぞれの愛の形」という意味。読みは、「ら・ふぉるむ・どぅ・しゃく・あむーる」となります。
『全体的にレガートで、柔らかく美しい雰囲気』…というふうに紹介されていると、
「コンテストで演奏するには難しいかもしれない」と敬遠されてしまうこともあるようです。『ごく短い演奏時間で、聴衆の注意を引くにはインパクトが必要』と、お考えになる方もいらっしゃるでしょう。しかし、『インパクトが必要』だからといって、この曲を候補から外すのはちょっと待って下さい! 「ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール」には、冒頭から聴衆の心をぐーーーーーっ !!と引き付けて離さない力があります!
8重奏という形態は、アンサンブルの中では大型の部類に入ってきます。この曲においては、使用する楽器はEsクラリネットからコントラバスクラリネットまでと幅広く、音域およびダイナミクスレンジを広く取れるのはもちろんですが…
Esクラ、Bクラ、アルト、バス、コントラバスと5種類もの楽器を使って、それらが異なるのは音域だけでなく、音色も異なります。同じクラリネットですが、違う部分もあるのです。
曲自体も『それぞれの愛の形』という名のとおり、さまざまな愛の形を表した多様な旋律で出来ています。『音色も楽想もヴァリエーションに富んでいる』という、リンクがここに一つありますね。また、8人という大人数だからこそ演出できる、『音の広がり』『響きの奥行き』というものがあります。有効に生かせば、小人数では出せない圧倒的な演奏効果になります(もちろん、少人数アンサンブルには少人数の魅力があります)。
また、この曲は、タイトルも曲中の楽想標語も全てフランス語で書かれていますが、作曲者の天野氏は、作る曲のタイトルや標語をいつもフランス語で書いているわけではありません。意図的に、フランス語を選択したということですね。
フランス語を学んだことのある方、フランス語の響きを思い出してみて下さい。
フランスを旅したことはありませんか? 好きなフランス人(役者や、スポーツ選手など)はいませんか? 好きな映画や、食べ物は?
フランス語で考えるところの、『それぞれの愛の形』をイメージすれば、曲の輪郭がさらによく見えてくるかもしれません。ぜひ、『この曲には力がある。聴衆を引きつけることができる』と信じて向き合ってみて下さい。きっとその力を発揮してくれるはずです。
『ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール』は、こちらのCDに収録されています。
CACG-0138
石毛里佳 ねがい
定価 2,500円このCDでは、クラリネットオーケストラによる迫力ある演奏が収録されています。
どうぞ併せてお楽しみください。楽譜事業部 高橋
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アンサンブル紹介リレー・その13
こんにちは。今週は、クラリネットアンサンブルをご紹介しています。
本日のピックアップは、こちら!
CEM-004
メトロポリス / 坂井貴祐(クラリネット4重奏)
定価 4,200円(税込)オフィシャルの商品ページに書いてあることはもう皆さんご覧いただけるようになっているので、あまり同じことは書きたくないのですが、この曲はミニマル・ミュージックの技法を用いて書かれた小品2曲からなっています。
ミニマル・ミュージックの「ミニマル」はすなわち”minimal”
「最小の、ごく小さい」という意味の言葉で、ミニマル・ミュージック自体はかなり現代的、ともすると前衛的な手法といえます。ごく小さなリズムやフレーズを繰り返し繰り返し用いるというものです。「そういえばクラリネットって…オーケストラに用いられる楽器の中ではかなり新しいものではなかったかな?」
そうですね。吹奏楽の世界でいえば、ユーフォニアムやサクソフォン等の方がさらに新しい楽器ですが、オーケストラで一般的に用いられる楽器の中では、新しい楽器の部類に入ります(ほかに新しい楽器といえば、たとえばトロンボーンなど)。
この、「新しい楽器」と「新しい音楽」の組み合わせ、いかがですか?
新しさのレベルは多少違えど、なにかの有機的なつながりを見出すことは、音楽を楽しくする一つの方法です。1曲目は水や風を思わせる、やや静かで波やうねりのある楽想。スタッカートのパートが、他と対比していて面白いです。
2曲目はややスピーディーでリズミカル。どちらの曲も、クラリネットのキャラクターをよく生かしています。作品名の「メトロポリス」=巨大都市、とは『行き交う音の動きを「人」に置き換えた時のイメージから』とのこと。
2曲目には4人全員で足を踏みならす箇所もありますが、大都会ということで、靴をいろいろ取り揃え音色を変えてみても面白いかもしれません(楽譜担当の個人的意見ですのでご注意ください)。クラリネット4重奏「メトロポリス」は、こちらのCDに収録されています。
併せてお楽しみいただければ、幸いです。
楽譜事業部 高橋
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カルテット・スピリタスの最新アルバムが 『レコード芸術』で特選盤に!
カルテット・スピリタスの最新アルバム「THE QUARTET」が、
「レコード芸術」誌9月号(8/20発売)において「特選盤」に選ばれました。
「THE QUARTET」
定価2,800円(税込) CACG-0191カルテット・スピリタス
ソプラノ:松原孝政
アルト:波多江史朗
テナー:松井宏幸
バリトン:東 涼太サックス四重奏曲の名作4曲に真正面から向き合ったアルバム。
「レコード芸術」の中でも評価頂いていますが、王道の曲ながら新鮮にも聴けます。
それはスピリタスが作り上げる音楽と、この4人で織り成す音色の深さ、それぞれの感性のもとに出来上がった絶妙なバランスであるためと思われます。
アンサンブルコンテストの参考に聴くことも勿論オススメですが、じっくり味わって頂きたい作品としてもオススメ。
是非レコード芸術9月号をご覧頂き、さらには聴いて頂けると幸いです。-収録曲-
四重奏曲 (アルフレッド・デザンクロ)
グラーヴェとプレスト (ジャン・リヴィエ)
四重奏によるコンセール (ジャニーヌ・リュエフ)
四重奏曲 op.102 (フローラン・シュミット)最後に、このような評価を頂けるのも、日頃CAFUAレコードを支えて頂いている皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
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アンサンブル紹介リレー・その12
昨日に続き、今回はクラリネットアンサンブル作品の「アンダルシアの風」をご紹介します。
CEM-015
アンダルシアの風 / 坂井貴祐(クラリネット8重奏)
定価 4,200円(税込)作曲者・坂井氏の、“アンダルシア”の印象を詰め込んだ作品です。
“アンダルシア”と言えば、スペインの地中海寄りの暖かい気候の州。“フラメンコ”“闘牛”発祥の地であり、そのような雰囲気の音楽では、とパッと想像できる方も多いでしょう。ノリの良い3拍子が気持ちよく鳴り、冒頭は闘牛を思わせるかっこいいメロディー。ですが、完全に闘牛というわけではなく、少し音程をずらしてきているような印象も受け、センスの良さが光ります。
中間部分は明るいフラメンコ風。終始、メロディーと刻まれる伴奏と役割が分かれていますが、最後はユニゾンになって全員で爽快に終わります。リズミカルで親しみやすい曲調が特徴の楽曲。
クラリネット奏者の方に是非オススメしたい作品です。こちらは「ねがい」というCDに収録されています。
CACG-0138
「ねがい」
コンチェルト・ダモーレ 佐川聖二クラリネット・オーケストラ
定価 2,500円(税込)制作部 A&R 奥野
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