Archive for 1月, 2015
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「CAFUAセレクション2015」もうすぐリリース!その2
2月6日(金)発売の「CAFUAセレクション2015『風を織る』」!
「CAFUAセレクション2015 コンクール自由曲選『風を織る』」
選曲委員:加養浩幸、天野正道、鈴木英史
指揮:加養浩幸、手塚裕之 音楽隊長
演奏:海上自衛隊東京音楽隊
定価2,667円(税抜価格) CACG-0228今回もその1に続いて、曲をご紹介します。
今回は大編成作品を少しだけ。まずタイトル曲でもある鈴木英史氏の「風を織る」。
第29回国民文化祭・あきた2014「湯沢に集う音楽の祭典」記念委嘱作品です。
“主旋律と伴奏、という形では出来ていません” と鈴木氏は語っていますが、内面的な表現やバンドのサウンド作りを磨ける楽曲。音を重ねていくアンサンブルの楽しみが味わえます。
グレードもこのCDに収録される大編成作品の中では少し低めの3+。バンドの表現力を高める意味でも、是非挑戦してみて下さい。天野正道氏による「トラジチニ・ソナタ・ナ・ジュレバカ・イ・プウォーヴエ」。
グラールウインドオーケストラの委嘱作品で昨年の全国大会でも演奏されたため、聴いたことがある方もいらっしゃると思います。ただ、このCD(自由曲選)に収録するに当たって、グラール版とは少しだけ編成を変えて頂いています。
“曲に対する先入観を持たないように敢えて意味の無いタイトルを付けた” そうですが、楽曲はまさしく天野作品!フレーズが長く層の厚いうねるようなメロディー。ファンの方は必聴です。岩井直溥氏の作品をCAFUAセレクションで取り上げるのは、2012の「華麗なる躍動」以来となります。
今回の「随想曲『模索』」は、昭和52年に初演されたオリジナル作品。
岩井節が至るところに散りばめられた “ザ・岩井作品” で、様々なモチーフが表れ、目まぐるしく表情が変わる楽曲です。
楽譜はイワイミュージックより出版されています。今回がCAFUAセレクション初収録となった酒井格氏の「雛祭り幻想」。
海上自衛隊舞鶴音楽隊の委嘱で、「たなばた」「おおみそか」「七五三」に続く季節作品となりました。
雛祭りのもとになったといわれる行事 “流し雛” の人形に想いを馳せて、と酒井氏は語っています。
楽曲は酒井氏の他の作品にも共通して見える緻密さ、構成美が味わえます。作曲者の意図が十分に表れている楽譜を読むのも面白いです。こちらも初収録の朴守賢氏の作品、「吹奏楽の為のアニマ」。
「Animando」「Con anima」「Animato」の3楽章で9分の作品のため、コンクールで演奏となると少しカットも考えなくてはいけませんが、精神性が重要視された非常にやりがいのある作品です。
実はCAFUAスタッフの中では人気。このCAFUAセレクションのために書き下ろして頂きました。前作に引き続き、アンサンブル作品を吹奏楽にアレンジした樽屋雅徳氏の「ベラトリックス」。
オブロー・クラリネットアンサンブルの委嘱作品であったクラリネット8本でも十分楽曲の魅力は出ていますが、吹奏楽版によってより世界観が広がりました。
特に樽屋氏の特徴でもあるパーカッションの使い方は、楽曲に彩りを与えてくれます。
元々クラリネット作品ということもあり、細かい音符も多くテンポも速い作品。グレードは高めの5となっています。今回は大編成の6曲を紹介致しました。岩井作品以外は、弊社のレンタル楽譜として取扱いを致します。
詳細ページでは45秒の試聴が出来ますので、気になった方は是非聴いてみて下さい。
発売まで2週間を切りました。是非お楽しみに!●曲目●
1. アルゴナウタイの凱旋 (ロバート・シェルドン)
2.「風を織る」~吹奏楽のためのセレナード (鈴木英史)
3. ノーザン・パレット (高橋伸哉)
4. トラジチニ・ソナタ・ナ・ジュレバカ・イ・プウォーヴエ (天野正道)
5. 山麓の街にて (福島弘和)
6. 随想曲「模索」 (岩井直溥)
7. オブ・タイム・アンド・チェンジ (ジェームス・スウェアリンジェン)
8. 雛祭り幻想 (酒井 格)
9. 吹奏楽の為のアニマ (朴 守賢)
10. ベラトリックス(吹奏楽版) (樽屋雅徳) -
「CAFUAセレクション2015」もうすぐリリース!その1
「CAFUAセレクション2015『風を織る』」が2月6日(金)に発売になります!
「CAFUAセレクション2015 コンクール自由曲選『風を織る』」
選曲委員:加養浩幸、天野正道、鈴木英史
指揮:加養浩幸、手塚裕之 音楽隊長
演奏:海上自衛隊東京音楽隊
定価2,667円(税抜価格) CACG-0228今年は約1ヶ月早めてのリリースとなったCAFUAセレクション12作目!
制作の都合上、イレギュラーの金曜日発売となります。さて、今年も邦人作品と海外作品を含む10曲を収録。今回は少しだけ曲を一部ご紹介します。
年々需要が増している小編成作品は、今作では4曲収録。
これまでのシリーズの中で、16名での演奏が最低人数だった「ゲマトリア(2010収録)」。
それを上回る小編成作品を今回は収録!
高橋伸哉氏の「ノーザン・パレット」は12名(うち2名がパーカッション)から演奏可能です。
選曲の段階で頂いたのは9名の作品でしたが、そこからトロンボーンとパーカッション2パートを追加して頂きました。
全体的に穏やかながら少人数の軽快さがある作品です。とは言っても、12名とは感じられない安定した響きが得られます。そして、福島弘和氏も21名(うち4名がパーカッション)から演奏可能な小編成作品「山麓の街にて」。
「山麓」と言うと日本の山々のイメージですが、作曲者が目指したのはアルプスを見渡すようなヨーロッパの街並み。
委嘱元がオーストリアのサンクトアントン村と姉妹都市ということで、オーストリアの作曲家の作風を意識して作曲されました。
壮大でゆったりとした雰囲気からワルツのような軽やかさと、様々な表情を見せてくれます。そして、海外作品。
日本でも大人気の作曲家スウェアリンジェンは、「2011」以来の収録となりました。
「オブ・タイム・アンド・チェンジ」も小編成作品(最低人数30名)で、まさにスウェアリンジェンの作品!というべき安心感のあるサウンドが響きます。本作はモチーフとしているメロディー(おそらく多くの方がご存知のメロディー)もあり、より馴染みの深い作品となると思います。毎回良作を生み出しているシェルドンは、小編成ながら少しグレードは高めの作品「アルゴナウタイの凱旋」。
実は、小編成でもグレードが高い作品を演奏したい!というお声も多く頂いており、今回選曲してみました。
冒頭から輝かしいファンファーレ、テンポの緩急をつけながらも終始緊張感を纏った雰囲気は、かっこいい!の一言。是非、挑戦して頂きたい作品です。ということで、今回は小編成の4曲を紹介致しました。
発売日をお楽しみに!●曲目●
1. アルゴナウタイの凱旋 (ロバート・シェルドン)
2.「風を織る」~吹奏楽のためのセレナード (鈴木英史)
3. ノーザン・パレット (高橋伸哉)
4. トラジチニ・ソナタ・ナ・ジュレバカ・イ・プウォーヴエ (天野正道)
5. 山麓の街にて (福島弘和)
6. 随想曲「模索」 (岩井直溥)
7. オブ・タイム・アンド・チェンジ (ジェームス・スウェアリンジェン)
8. 雛祭り幻想 (酒井 格)
9. 吹奏楽の為のアニマ (朴 守賢)
10. ベラトリックス(吹奏楽版) (樽屋雅徳) -
2015年、最初のリリースは2タイトル同時発売!
本日、光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部、昭和ウインド・シンフォニー(昭和音楽大学)の最新作がリリースとなりました。
「R.シュトラウス : 「ばらの騎士」組曲」
演奏/光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部
客演指揮/仲田 守 指揮/日野謙太郎、香川康之
定価2,667円(税抜) CACG-0226
「J.マッキー : フローズン・カテドラル」
演奏/昭和ウインド・シンフォニー(昭和音楽大学)
指揮/ユージーン・コーポロン、福本信太郎
定価2,667円(税抜) CACG-0227全国大会常連校、光ヶ丘女子の2ndアルバムが完成です。今回も光ヶ丘ならではの選曲で楽しませてくれます。
2013年度の吹奏楽コンクール全国大会で演奏された田村文生氏の「サンタ・カテリーナ」は、全国大会後に演奏された完全版でのお届け。光ヶ丘女子高校創立50周年記念としての委嘱作品で、聖カタリナが夢の中でキリストに出会い、その生涯を追体験したという実話が題材となっています。
タイトル曲の「ばら騎士」は、冒頭からシュトラウスの壮大で甘美なメロディーが一気に引き込みます。もちろん演奏も抜群。昨年の定期演奏会で披露されました。
リンドロスの「パッセージ」は日本初演、名曲「トッカータ・マルツィアーレ」に「舞楽」、光田健一氏の「マイ・トレジャー」等、意欲的なプログラム。
その中でもスミスの「華麗なる舞曲」は光ヶ丘としては意外な選曲とも言えますが、全国大会等で耳にするサウンドとはまた違った新鮮さが心地良いです。全国のトップバンドでも女子校は多いですが、特に “骨太” で “艶やかさ” があるのが光ヶ丘だと思います。そんな光サウンドと華やかで充実した選曲を是非お楽しみ下さい。
そして、もう1作。
こちらは14作目にもなります。コーポロン×昭和音大の最新作、「フローズン・カテドラル」。
タイトル曲のマッキーの新作「フローズン・カテドラル」は、「凍れる大聖堂」の意。氷を連想させるような冷たく煌めく打楽器群の中に、管楽器がコラールを奏でていきます。客席内の2階席・3階席でもパーカッションが演奏され、あらゆるところから音が鳴り響きこだまする、音響効果の高い作品となりました。その他にも大曲が多いマスランカとしては珍しい約11分の作品「レクイエム」、昨年も取り上げられたドアティの新作「ビザロ」等、昭和音大がよく取り上げる作曲家は十分なまでの楽曲の良さが出ています。
さらに後藤洋氏のシューベルトの「魔王」を題材とした作品も秀逸。緊張感ある音の流れや緻密な構成はさすがです。
今回はアンコールを含むライブの全曲を収録。そのうち、なんと日本初演が5曲!芸術としての“吹奏楽”が存分に堪能できる一枚です。
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