• 没後3年・マスランカの命日に捧げる2タイトル

    Date: 2020.08.06 | Category: NEWS! | Response: 0

    作曲家のデイヴィッド・マスランカが2017年8月6日に逝去されてから3年となりました。孤高の作曲家の偉業を後世に伝えるべく、氏とゆかりの深いアーティストのアルバムを2タイトル同日リリースいたしました。


    ■CACG-0302「雲井雅人サックス四重奏団ベスト」
    1996年結成後、日本のサックス界において独自の存在感を示し確固たる信念を貫き続ける「雲井雅人サックス四重奏団」。雲井雅人と彼の教え子達による共通した音楽言語から導かれる深い響き、美しいハーモニー、音楽の奥底からすくい上げられるメッセージ性など彼等の表現する音楽は、特にマスランカのような底知れぬ世界観と精神性を有する作品で真価を発揮します。惜しくも2017年に鬼籍に入ったマスランカの2作品を含むこのベスト盤は、そんな「雲カル」の魅力を凝縮。一方、イトゥラルデ「ギリシャ組曲」のようなキャッチーでノリの良い作品でも彼等のアンサンブルは輝きを損ないません。常に音楽と真摯に向き合い、最上の表現を追求し続ける「雲カル」のエッセンスが詰まった、珠玉のベスト盤です。

    ★ブックレットには、日本のマスランカ研究の最先端を行く日下瑶子さんによる解説文を収録。雲カルとマスランカがどう出会い、どう音楽を深め合っていったのか、メンバーのインタビューを交えて紹介しています。


    ■D.マスランカ「子供の夢の庭」
    先鋭的なパフォーマンスで当時注目を浴びていた中山鉄也指揮厚木西高校。個性的な選曲と演奏を披露した1999年ライブと、2017年この世を去ったマスランカの究極の吹奏楽作品を後世に残すべく、リマスタリング盤で再リリースです。
    「子供の夢の庭」はある少女が見た不思議な夢をモチーフに書かれた難解な作品で、作曲者マスランカ自身の空想感覚をスケール豊かに結実させた現代吹奏楽曲の傑作です。それだけにこの曲を完成させた彼等の想像力には驚かされます。決して高校生の域を出る演奏ではないが、音楽の密度と作品への深い解釈においてはマスランカ本人からも喜ばれた素晴らしい演奏です。
    この演奏会では他にも、広大な湖に太陽が輝きながら沈んでいく光景を美しく描いた「ソル・ソラーター」や、8種類の動物達を擬音や奏法でユーモアたっぷりに描写した「聖フランシスの讃歌」、ギリングハムの「コンチェルティーノ」の日本初演など聴きどころ満載です。

    ★当アルバムで指揮をされている中山鉄也先生は、「バンドジャーナル」誌などを通じて、まだ日本ではほとんど知られていなかったマスランカ、ギリングハム、ウィテカー、マーら当時最先端の吹奏楽曲を紹介された方です。今回のアルバムに、マスランカとの思い出を語って頂いた寄稿を寄せて頂きました。(なお、ブックレットはオリジナルリリース盤[CACG-0005]のものを使用しております。)

  • 【好評発売中♪ 福田洋介ソロ楽譜】

    Date: 2020.07.30 | Category: ソロ楽譜紹介 | Response: 0

    皆様こんにちは^^ 本日も、前回に続きソロの楽譜をご紹介させて頂きたいと思います!
    7月16日に発売となった福田洋介さんの新譜3曲と、それに先立ち6月に発売された1曲、合わせて4曲をご紹介していきます。
    「ソロはどんな楽器でもOK!」という作品もありますので、最後まで見て頂けましたら幸いです。

    ◆福田洋介作曲「Azure Park」(A.Sax.&Pf.)
    [演奏時間:約9分、税抜4,000円]

    Azureという単語、ご存知でしたか? 英語なんですが、“青空色”という意味です。
    色鉛筆や絵の具の色では、“空色”と“水色”というよく似た色があって、むしろ入っているならどちらか一方、名称はメーカー次第…という感じもありますが、ここでは“空のいろ”として思い浮かんだ色のイメージを大切にとっておきましょう。Parkはいわゆる公園です。

    作品のテーマとなっているのは、「青い空」「公園」「子どもたち」…そして、それを見ている視点、大人の視点です。
    変拍子があり、急激で大きな音楽の変化がある。その内容は、予想出来ない子どもたちの動きや行動そのもの、それに驚き翻弄され、新たに世界を見出す大人たちの感動でもあります。
    身近に子どもがいる、あるいはいたことがあるという方には、一層ある種のシンパシーを感じて頂けるのではないでしょうか。

    3つの部分に分かれた構成になっており、初めは変拍子で活発、中間は少しゆっくりと感慨にひたれそうなバラード、3つめのパートはラテンビートの急速なダンスで、最後は遊び疲れて急に寝入ってしまうような音楽になっています。
    もとは2本のサクソフォーンとマリンバのための作品だったということなのですが、ソロSax.とPf.伴奏版の初演動画をシェアして頂きましたのでぜひご覧下さい^^

    「Azure Park」サクソフォーン:宍戸陽子 ピアノ:遠藤龍軌
    https://youtu.be/VUQCtDHkJu0

     

    ◆福田洋介作曲「ソナタ・カフェ」(Cl.&Pf.)
    [演奏時間:約17分、税抜5,000円]

    つづいてはクラリネットとピアノのための作品。ソロと伴奏というよりは、クラリネットとピアノのセッションとか、アンサンブルという感じが強い作品です。
    内容は4つのパートに分かれており、全編スウィングの“1.Cross Talk”、深い祈りを込めた“2.Grace”、クラリネットとピアノがそれぞれにひとりごつ“3.Soliloquy”がしばらく続いた後に、いきなり“4.Dance”が始まるという刺激的な内容になっています。
    クラリネットとピアノ奏者の、遊び心ある良いコンビが組めたら、ぜひ取り組んでみて頂きたい作品です。
    作曲者である福田洋介さんのYoutubeチャンネルで、実演録音を聴くことが出来ます。

    fukudayosukeチャンネル
    https://youtu.be/I571uXNdef8

     

    さて、福田洋介さんの代表作といえば…「さくらのうた」でしょ!という方も沢山いらっしゃると思います。ここで、あの「さくらのうた」にゆかり深い作品を2曲ご紹介したいと思います。

    ◆福田洋介作曲「楓の詩」(Solo&Pf.)
    [演奏時間:約5.5分、税抜3,600円]

    さくらは春、楓は秋の風物ですね。「さくらのうた」は、2012年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲でしたが、こちらの「楓の詩(うた)」はそれに先立って作曲されました。つまり、“楓”あっての“さくら”、「さくらのうた」はこの「楓の詩」のアンサーソングだったわけですね。
    「楓の詩」も初めは吹奏楽作品だったということなのですが、今回はピアノ伴奏つきソロ器楽曲として、またソロ楽器は“お手持ちのどんな楽器でもOK!”ということで、ソロ譜をin Cの楽譜でご用意しています。
    「もしソロパートをA.Sax.で演奏してみたらどうなるか?」がよく分かる、ソロ版初演時の動画(Solo A.Sax.&Pf.)をこちらでご覧頂けます。

    「楓の詩」サクソフォン:松下洋、ピアノ:黒岩航紀
    https://youtu.be/5-z5E-ixaxs

    ソロだけじゃなく、ピアノパートも素敵なんですよ~~!
    また、「自宅で、一人でも」もっと楽しんで頂けるように、ソロパート抜きの伴奏デモ音源も用意してみました!

    「楓の詩」マイナスワン伴奏音源
    https://youtu.be/xFGBlU5pV3o

     

    では、最後にもう1曲!

    ◆福田洋介作曲「夜桜」(Solo&Pf.)
    [演奏時間:約6分、税抜3,600円]

    こちらは、桜は桜でも、夜の桜。弱奏により、桜花の儚さが際立って感じられる作品です。弱奏を得意とする楽器といえばクラリネット! こちらの動画で、雰囲気をじっくりと聞いてみることが出来ます。

    「夜桜」クラリネット:山内利紗、ピアノ:山内すみえ
    https://youtu.be/gmO4dWiGQ8k

    この作品も、ソロ楽器はオープンとして、楽譜はin Cでご用意させて頂きました。管楽器にとどまらず、打楽器、弦楽器、その他、視野を広げながら、いろいろな楽器で演奏してみて頂きたいと思います!

    今日も文字ばかり、ちょっと長かったですが、最後までお読み下さり誠にありがとうございます。
    「さくらのうた」ファンの方には、ぜひ、最後にご紹介した「楓の詩」と「夜桜」に、お好きな方からチャレンジしてみて頂けたらと思います。
    そして、ソロのための作品をこれまでになく沢山ご紹介させて頂きましたが、安全を第一としつつも、一日も早く仲間との楽しい吹奏楽の時間、聴衆と感動を共有できる時間が戻ってくることを、私達も切に願っています。

  • 【好評発売中♪ 井澗昌樹ソロ楽譜】

    Date: 2020.07.27 | Category: ソロ楽譜紹介 | Response: 0

    皆さまこんにちは!心配事の多い今日この頃ですが、いかがおすごしですか?
    CAFUAではこの春から、人が集まることに気を使う状況の中、「いま出来ることをお手伝いしよう」と考え、ソロ器楽曲の楽譜ラインナップを広げて参りました。
    本日は、先頃7月13日に発売致しました、井澗昌樹さんのソロ器楽曲を三つご紹介したいと思います^^

    ◆井澗昌樹作曲「詩曲Ⅰ」(Trb.&Pf.)
    [演奏時間:約10分、税抜4,000円]

    ソロトロンボーンとピアノ伴奏のための作品です。
    CAFUAでは以前から、木管3重奏の「詩曲Ⅱ」をお取り扱いしていて、アンサンブルコンテストでもしばしば演奏される人気作品となっておりますが、“Ⅱ”と題されていることは長らく皆さんの心に疑問を投げかけていたことと思います。「Ⅰはあるのか、どうなっているのか」と…
    この度ついに出版の運びとなった「詩曲Ⅰ」は、タイトルに振られた番号の通り「詩曲Ⅱ」に先立って作曲されました。
    作品が生まれる発端となった動機は(モチーフという意味ではないと思います)、ⅠとⅡで同一・共通のものだということですが、Ⅰの方でより内向きに表現されていると作曲者自身がその解説の中で語っています。
    それについて考えるとき、たとえば、Ⅱは3重奏で、Ⅰは伴奏を伴うソロであるということも、都合が良いというか、マッチしているというふうにも考えられそうです。
    音楽を通じて作曲者や自分の心のうちを深く見つめるとき、静かに集中するには一人でそれを行うのが良さそうな気がしますが、それでもなおピアノ伴奏がありますので、お互い妨げになるのではなく、同じ道を歩く同志のように助け合って奏でる、そのような気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。
    また、必ずしも“短期で仕上げる”というふうには考えず、時間をかけて向き合う人の心の課題のように、意識のどこかにこの曲の存在を持ち続けて、折々に思い出したように演奏してみるというのも面白そうです。きっと時がたつにつれ、一層深い味わい、新鮮な発見をもたらしてくれることでしょう。

    ちょっと抽象的な紹介になってしまいましたが、他の部分に触れますと、ソロ・伴奏パートともに読譜にまずエネルギーを使うタイプの作品で、その次に演奏すること、合わせることにそれぞれ力を使う上級者向けの作品です。また作品の質として、精神的、抽象的、文学的、哲学的、内向的…このような要素に親しみのある方におすすめです。プレーヤーになにかしらの理解や共感があってこそ、聞く人にも何かが伝わっていくことと思います。

    1曲目から長くなりました(^^;
    次の作品にいきましょう!

    ◆井澗昌樹作曲『詩曲Ⅲ「飛べない」』(Tuba&Pf.)
    [演奏時間:約5分、税抜3,800円]

    こちらはなおレアな、伴奏つきTubaソロ作品となっております。
    「詩曲」シリーズをⅠ、Ⅱ、Ⅲ、と並べてみて、このシリーズに共通するものはなんだろう…と考えるのは面白いテーマですね。楽器ではないし、ソロかアンサンブルかということでもないんですね。
    古典的な音楽の形式にはまらない…といえば、「自由な」という言葉がすぐに思い浮かびますが、今までの作品を見て考えますと、逆に「不自由」という言葉がよさそうです。
    “何か”から不自由である。それは“作曲者の何か”であり、それこそがこの詩曲シリーズに共通する要素なのかもしれません。Ⅳ以降続いていく作品があるのか、どうなるのかも楽しみになってきますね。

    こちらの作品は、残念ながら現状試聴音源などをご用意出来ておりません。それほど、演奏も簡単ではなく、またデモ音源を作成することも容易ではない作品ということで…店頭で楽譜を手に取って見て頂くか、ご購入頂いて、見て音出ししてみて頂くということになってしまうのですが、実は商品の詳細ページで楽譜の画像をクリックして頂くと、スコアの1ページめを見ることが出来ます。
    この作品は特に、楽譜から伝わってくる雰囲気があると思いますので(冷や汗出ますよ~)、ご興味を持たれた方はぜひ見てみて下さいね!それと、現在CAFUA webショップでは販売譜とCDが全品15%割引になるセール中ですので(中にはさらにお買い得な商品もあります)、普段ですとちょっと手を出しにくい「難しそう」「音源がなくてどんな曲か分からない」という楽譜もお求め安くなっております。このチャンスをぜひお役立て下さい^^

    さて、2曲めも長くなってしまいました!最後の曲に参りましょう!

    ◆井澗昌樹作曲「Aflutter」(A.Sax.&Pf.)
    [演奏時間:約7分、税抜3,800円]

    この曲は!全曲通して視聴できる演奏動画をご提供頂きましたので、皆さま是非じっくりとご覧下さいませ(T▽T)
    タイトルは「アフラッター」と読みます。
    作曲者による解説文に比較的分かりやすく書かれていますが、作品の着想ポイントは“心臓”とそれに関わる“言葉”にあります。
    その“言葉”というのがすなわち“atrial flutter”…不整脈の一つである、 “心房粗動”を表す英単語なのですが、さらにここに、作曲者自身が吹奏楽を通して“flutter”という単語と意味に親しんでいたからこそ、これらのイメージが直ちに連結したわけですね。
    「胸を締め付ける息苦しさ(もしかしたら生き苦しさ)」は…字の通り、そのままでは苦しいつらいものですが、少し視点をずらせば、いま生きていることの確かさでもあり、またそれを曲にしたり演奏したりすれば、多くの人に伝えながら芸術として表現し昇華することが出来ます。
    というわけで、「芸術とは、表現とは、いかなるものか?」と考えながら演奏してみると、音符や心臓のこと、息苦しさのことだけにフォーカスするのとはまた違う音楽が生まれそうですね。

    ついつい文字が多くなってしまいましたが、最後までお読み下さりありがとうございます!
    井澗作品ファンの方、内省を通じてご自身の音楽を深めたい方におすすめのソロ作品をご紹介させて頂きました。
    CAFUAのソロ楽譜は、青いジャケットが目印です!サイトや店頭で探して頂く際はぜひお役立て下さい♪

  • 【ご案内】送料導入ならびに一部商品の販売価格引き下げについて

    Date: 2020.07.03 | Category: NEWS! | Response: 0

    日頃はCAFUAレコードWEBショップをご愛顧いただき、ありがとうございます。

    さて、これまで当webサイトでは全商品送料無料(レンタル楽譜を除く)にて運営してまいりましたが、昨今の状況を鑑みまして、2020年7月10日(金)より、商品購入に際し送料のご負担をお願いする事となりました。どうぞご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、同日よりCD・販売楽譜の15%引きでの販売、セール品の拡充、閲覧スコア(POST de スコア)の価格引き下げなど実施いたします。

    今後ともよろしくお引き立てのほど、お願い申し上げます。

         記

    (1)以下の商品を、7/10(金)より定価の「15%引き」にて販売いたします。(当オンラインショップ限定)
    ■CD
    ■販売楽譜
    ※レンタル楽譜、閲覧スコア(POST de スコア)、カスタム商品、グッズは対象外となります。

    (2)一部のCD・販売楽譜は、30~50%引きのセール価格にて販売いたします。
    割引価格および販売時期は対象商品によって異なります。

    (3)送料として、一律500円(税抜)をご負担ください。ただし、5,000円(税込)以上のお買い物では送料無料となります。
    ※レンタル楽譜は、提示価格に送料500円(税抜)が含まれており、一律でご負担をお願いしております。

    (4)閲覧スコア(POST de スコア)の価格を、「1,500円(税抜)」から「1,200円(税抜)」へと変更いたします。
    ※5,000円までのご注文の場合は、(3)記載の通りの送料がかかります。

    (5)レンタル楽譜ないし閲覧スコア(POST de スコア)とCDを同時注文される場合のCD値引率を、「30%引き」から「10%引き」へ改定いたします。
    ※販売価格から更に10%引きとなりますので、例えば15%引きCDとの組み合わせの場合は「15%引き販売価格から、更に10%引き」となります。

  • 神奈川大学新譜「展覧会の絵」リリース!

    Date: 2020.07.01 | Category: NEWS! | Response: 0


    M.ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(CACG-0298)

    2020年1月に東京芸術劇場で開催された、神奈川大学吹奏楽部の第55回定期演奏会ライブCDが登場!

    メイン曲「展覧会の絵」はラヴェル版に基づき全曲を演奏。神大ならではの風格ある堂々とした演奏は、じっくり腰を据えて聞きたくなります。冒頭のトランペットをはじめ、要所要所のソロも素晴らしく、さすがと唸ります。

    1曲目のバッハ「シャコンヌ」は、故・小林久仁郎氏の編曲によるもの(「ネクサス音楽出版社」刊)。荘厳でずっしりとしたバッハを聞くと、自然と背筋がピンとしてきます。一方、2曲目のジーク「チューバ協奏曲」はドラムセットも使用する、ちょっとロックな曲調の楽しい曲。最も重い金管楽器でこれだけ軽妙に演奏できる、ソリスト・田村優弥の実力にも注目!今後の活躍が楽しみです。(こちらの指揮は、定期演奏会では初めての登場となる甘粕宏和によるものです。)

    そして今回のアルバムには、特別に昨年5月の「2019ジャパンバンドクリニック」ライブ音源も収録!あの「アメリカ海兵隊バンド」の歴史的な公演の翌日、同じステージでのライブです。

    「クードヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクール」で第1位となった芳賀傑「水面に映るグラデーションの空」は既に「響宴」ライブ盤でもCD化されていますが、今回は音楽監督・小澤俊朗の指揮によるもので、より深みを増し、目の前に自然と景色が広がるような雄大さを湛えており、作曲者の芳賀も「最高の演奏」と太鼓判をおす名演です。締めくくりの1曲も「バンドクリニック」ライブで、キングの名サーカスマーチ「バーナムとベイリーのお気に入り」でゴキゲンに!これも、過去の神大CDでは収録した事のない貴重な演奏です。

    コロナの影響により例年より遅れてのリリースとなりましたが、音楽的充実度は2000年以降にリリースした神大ライブ盤の中でも最高のものでは?と思わせられるほどのものです。コンクールとは違った表情を見せる神大の実力と音楽性をじっくりご堪能ください!

    ★神奈川大学吹奏楽部のCD、好評発売中!

  • サックスコンクール1位!齊藤健太「凱旋 GAISEN」リリース!

    Date: 2020.06.17 | Category: NEWS! | Response: 0

    第7回アドルフ・サックス国際コンクール【第1位】!
    齊藤健太「凱旋 GAISEN」
    2020年6月17日リリース(CACG-0299)



    2019年11月、日本人としては2人目となる「アドルフ・サックス国際コンクール」第1位の栄冠を手にした齊藤健太。その優勝記念として開催された「凱旋コンサート」のライブ盤が登場。1800名収容の大ホールを埋め尽くさんばかりのたくさんの来場客を前に、齊藤健太が紡ぎだす音楽は響き深く、隅々まで丁寧。奇蹟かと思える名演の誕生に多くの人が魅了され心を奪われました。このアルバムでは、早くも伝説となった「凱旋コンサート」のライブ音源を収録。日本のサクソフォーン界を牽引する事になるであろう逸材の記念すべき第一歩です。

    齊藤健太 (サクソフォーン)
    AKI マツモト (ピアノ)
    松元宏康 (指揮)
    ブリッツフィルハーモニックウインズ

    2020年1月18日 文京シビックホール 大ホールにてライブ収録

    ★収録曲の試聴動画をYouTubeにて公開中!


    ★リリースを記念し、リモートインタビューを実施!
    思いのたけや趣味の事など語って頂きました。

  • 【6月4日発売!ソロ器楽曲新譜情報♪】

    Date: 2020.06.08 | Category: NEWS! | Response: 0

    (この記事はは2020年6月4日のCAFUA Facebookページへの投稿のアーカイブです。)

    フォロワーの皆さまこんにちは!CAFUAレコードです!
    5月から始まりましたCAFUAのソロ楽譜プロジェクト、本日第2弾と致しまして、バラエティに富む4作品を出版発売させて頂きました!


    写真の左から、

    福田洋介作曲「楓の詩(うた)」(Solo Instrument & Pf.)

    三澤慶作曲「夏の夢」(Trp./Flugelhorn & Pf.)

    野呂望作曲「彩ることへの習作 ‐ホルン独奏のための」(無伴奏Hr.)

    坂井貴祐作曲「Allegro appassionato」(Flute & Pf.)

    …となっております。

    ◆福田洋介作曲「楓の詩(うた)」は、当初吹奏楽のための作品として書かれましたが、その後ピアノ伴奏つきアルトサクソフォーンソロの作品に生まれ変わり、この度の出版では「いろいろな楽器で広く演奏を楽しんでもらいたい」という作曲者の意図から、ソロ楽器を指定せず、ソロのパート譜も基本のin Cでご用意することになりました。

    皆さまおなじみの「さくらのうた」は、なんとこの「楓の詩」のアンサーソングであるとのことで、さくらファンの皆さまにはぜひチェックして頂きたい作品です。
    CAFUA Youtubeチャンネルで、「一緒に演奏できる伴奏音源」を公開していますので、伴奏者を見つけるのがいつもより大変な今でも伴奏つきで楽しめます!

    伴奏動画はこちら 

    ちなみに、「いいね」を押して下さると中の人が喜んでこれからも一層頑張れると思いますので、ポチッと押して応援して下さったら嬉しいです^^

    ◆三澤慶作曲「夏の夢」は、若手筆頭トランぺッターの多田将太郎さんの委嘱により、まさに「夏の夢うつつから生まれたような作品」なのですが…(詳細は解説を参照)
    その夢加減と難易度が半端じゃありません(@_@;)
    しかもこの度は贅沢にも、多田さんご自身の演奏による試聴音源を【新たに録音】して下さいました!なんということでしょう(T_T)しかもフルサイズです!

    その音源はこちらでお聴き頂けます。

    伴奏音源も準備中ですので、公開出来るまで、ソロパートを練習しながらお待ち下さいませ(練習しがいありますよ……^^;)

    ◆野呂望作曲「彩ることへの習作 ‐ホルン独奏のための」
    この作品は、誰にとっても(ちょっとした)“挑戦”といえるのではないでしょうか。CAFUAのソロレパートリーでも、無伴奏の作品は初めてお取り扱いします。
    解説から一部引きますが、この曲は野呂さんと、ホルニストであり写真家でもある(←ここ重要)学友宮﨑氏との出会いから生まれた作品なのです。

    参考音源は野呂さんのYoutubeチャンネルへリンクを貼らせて頂きました。野呂さんご自身によるコメントもございますので、そのあたりもチェックした頂ければと思います。
    https://www.youtube.com/watch?v=9NCqQBydnRE&feature=youtu.be

    ◆坂井貴祐作曲「Allegro appassionato」は、広義にも狭義にも“古典的”!
    “古典(的)”って、普段から何気なく使っていますけど、面白い言葉なんですよね。“トラディショナル”ではなく“クラシカル”の方ですね。

    作曲者自身が「ソナタ形式の勉強のために書いた」と解説の中で述べていますが、プレイヤーの方にとっても学びやすい作品だと思います。
    最近は「ちょっとぐらいのビックリ転調じゃびっくりしない」という感覚になりつつある方も増えているのではないかと思いますが、この曲を演奏したり聞いたりしながら「近親調ってなんだっけ」とか…そんなこともひと時思い出して頂くと、音楽の引き出しが増え・強化されていくのではないかと思います。

    また、ソロパートのボリュームがかなりありますので、音楽の構成づくり、集中を保つこと、手汗への対処、など…(笑)
    この曲を演奏してみることで、鍛えられる部分が沢山あります^^

    こちらでフルサイズのデモ音源をお聴き頂けます。

    …とこのように、本日発売となりましたソロ譜4曲のご紹介をさせて頂きました。
    今後も、楽譜・デモ音源・伴奏デモとも、どんどん増やしていく予定です!
    これからの展開も、どうぞお楽しみに♪

  • ★終了★【活動再開応援!】アンサンブルCD&楽譜セール開催!

    Date: 2020.05.28 | Category: NEWS! | Response: 0

    ★こちらのセールは終了しました。
    ★お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました!

    緊急事態宣言が解除され、徐々に吹奏楽の活動も再開していく事と思いますが、コンクールは中止になりましたし、何より「密」な活動となってしまうので、しばらくは大人数の合奏は出来なさそう…というバンドが多いだろうと思います。

    そこで!少しずつ活動を再開される全国のバンドを応援したく、CAFUAオンラインショップ限定でアンサンブル商品のセールを実施します!

    「全日本アンサンブルコンテスト」CDは50%オフ!引き続き「巣ごもり」が奨励されていますので、おうちで日本トップクラスのアンサンブル演奏をご堪能いただきたいと思います。
    全日本アンサンブルコンテスト ライブCD【50%オフ】

    アンサンブルの出版楽譜は30%オフ!松下倫士さん、阿部勇一さん、下田和輝さん、井澗昌樹さんらのアンサンブル作品、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか?
    アンサンブル出版楽譜【30%オフ】

    なお、【STAY HOMEセール】と銘打って実施した以下のセールも継続中です!こちらのCD・楽譜も是非お買い求めください!

    「CAFUAセレクション」シリーズCD【30%オフ】

    「ジャパンバンドクリニック」コンサートセレクションCD【50%オフ】

    「トイボックス」CD&楽譜【30%オフ】

    兼田敏 小品アレンジ作品集【50%オフ】

    ※セールは全て「CAFUAオンラインショップ」限定の取り扱いです。

  • [バンクリweekセール]「バンドクリニックCD」「兼田敏小品集」半額セール!

    Date: 2020.05.15 | Category: NEWS! | Response: 0

    毎年この時期に開催されている「ジャパンバンドクリニック」。
    日本各地はもちろん、世界からも吹奏楽関係者が集まり、
    各種クリニックやコンサートなど開催される、まさに「吹奏楽の祭典」。
    しかし、残念ながら今年の第51回大会はコロナウイルスの影響により、
    開催が中止となってしまいました。

    楽しみにしていたバンクリの気分を少しでも味わってもらいたい、
    と思い、CAFUAが発売しているバンクリ関連商品を値下げ!
    なんと定価の半額でお買い求めいただけます!


    「ジャパンバンドクリニック」コンサートセレクション


    兼田敏 小品アレンジ作品集

    コンサートセレクションのCDは、
    会期中毎晩行われるコンサートの中から、
    選りすぐりの名演を集めたベスト盤CDです。
    2005~2010年にかけてリリースを行いました。(2010年は在庫切れ)
    神奈川大、淀工、市柏、高輪台、尚美WOといった名バンドの競演、
    またアメリカやスペインなど各国から来日したバンドの演奏など、
    貴重な音源が詰まったライブアルバムです。

    兼田敏の作品集は、1960年代頃に出版された楽譜を元に、
    保科洋の補作により現代吹奏楽向けにアレンジされた小品集。
    2~5分程度のショートピースを、
    「第1集」「第2集」それぞれに5曲ずつ収録した楽譜集です。
    (「第3集」は品切れとなっております。)
    コロナ渦収束後に活動再開した時の練習曲として、
    また秋冬や来春に演奏会を開きたい、
    というバンドの「ちょっとした小品」としての1曲に丁度よい作品ばかりです。

    終息が見えてきたとはいえ、まだまだ吹奏楽の活動は制限され、
    思うように楽器を吹けない日々が続いています。
    おうちで吹奏楽を楽しみたい(鑑賞したい、またスコアを読みたい、など)
    という方は、是非この機会にCD・楽譜をお買い求めください!

  • [STAY HOMEセール]「トイボックス」CDと楽譜、30%オフ!

    Date: 2020.05.13 | Category: NEWS! | Response: 0

    「大真面目にふざけた事を」がモットーの「トイボックス」シリーズ。CDと楽譜をCAFUAオンラインにて期間限定30%オフ!せめて秋冬や来春に演奏会を…とお考えの皆さまにオススメです!一味違う1曲ばかり!

    「トイボックス」CD&楽譜

    CAFUA「トイボックス」は、「演奏会でいつもと違うもう1曲を」「ふざけた事を大真面目にやる」をモットーに制作したCD&楽譜です。残念ながらコンクールは中止になっちゃったけど、何とか秋冬に演奏会を実施できれば!という声も聞いておりますので、是非「トイボックス」の中の1曲を取り上げてみませんか?(阿部勇一「パニックキッチン協奏曲」も、このシリーズから生まれた楽曲です!)


    YouTube試聴(動画&参考音源のハイライト)

    なお、当CDに収録しています、「およげ!たいやきくん ~オルガンと吹奏楽のための」(佐瀬寿一/編曲:井澗昌樹)が、5/17(日)にNHK FMで放送される「吹奏楽のひびき」で取り上げられる事になりました!オルガンソロをフィーチャーした編曲とは一体?気になる方はラジオまたは「らじる★らじる」をチェックしてみてください!

    NHK FM「吹奏楽のひびき」
    「およげ!たいやきくん ~オルガンと吹奏楽のための」(楽譜)


    「およげ!たいやきくん」レコーディング中のひとこま。

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