Archive for the ‘アンサンブル紹介’ Category

  • アンサンブル紹介リレー・その30

    Date: 2012.09.19 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    おはようございます。最近の天気は変わりやすくて、秋だからってそんなに? というくらい秋らしいですね。
    本日はこちらの作品をご紹介します。

    パルティータ
    CEM-011
    無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番(サクソフォーン4重奏)
    J.S.バッハ / arr. 北方寛丈
    定価5,460円(税込)

    オリジナルはただ一丁のヴァイオリンで演奏される曲を、作・編曲家の北方氏(現在は喜多形の名前で活動)がサクソフォーン4重奏にアレンジしたものです。
    プレリュード、ルール、ガヴォット、メヌエット、ブレー、ジーグ全6曲からなります。
    オリジナルはもとより、様々にアレンジされたものが存在しているので、詳しくご存じではない方もどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。6曲のうちプレリュード、ガヴォット、ジーグは、ラフマニノフのアレンジによるピアノ版もとても有名です。

    ある曲はバロックのスタイルに沿って、またある曲は北方氏のセンスにより大胆なアレンジが施されていますが、全体を通してバッハの音楽への敬意が根底にあること、サクソフォンアンサンブルとの相性の良さへの確信(それが事実ということも、演奏をきけばすぐにお分かり頂けると思います)などが感じられます。

    作品の内容に関する詳細な解説は、商品詳細ページに掲載しておりますのでぜひご覧になってみて下さい。

    北方寛丈のアレンジによる『無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番』(サクソフォーン4重奏)の演奏は、こちらのCDに収められています。

    レシテーションブック
    CACG-0108
    レシテーション・ブック / 雲井雅人&サックス四重奏団
    定価2,800円(税込)

    「雲カル」の演奏を堪能できる1枚です。是非あわせてお楽しみください。

    楽譜事業部 高橋
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  • アンサンブル紹介リレー・その29

    Date: 2012.09.14 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    こんにちは。今日は、Ca社長の誕生日をスタッフで祝いました。
    そんな日にご紹介するのは、こちらの作品です。

    ア プリオリ
    CEM-026
    a priori / 天野正道(フルート8重奏)
    定価4,620円(税込)

    このオクテットの編成は“ピッコロ1、フルート4、アルトフルート(in G)2、バスフルート1”となっておりますが、3rdフルートにウッドブロック・ウィンドチャイム・トライアングルの持ち替え、4thフルートにヴィブラフォンの持ち替えがあります。

    持ち替えといっても打楽器がかなりエキサイティングに活躍しているこの曲…ことヴィブラフォンに関しては、フルートの片手間にできるレベルではない、と作曲者の天野氏も話しています。

    タイトルの「a priori(アプリオリ)」は、18世紀ドイツの哲学者エマニュエル・カントらが用いた概念で、「経験的認識に先立つ、先天的・自明的な認識や概念」を指す言葉です。
    法学用語として用いられることもあり、その際は「自明」ないし「所与のもの」と同じように「特に論証や立証なくして明らかな(明らかであるとして扱ってよい)事項」などのような意味で使われます(対語は「アポステリオリ」)。

    このように哲学的な概念を、楽曲のタイトルにした作曲者の意図はどのようなものだったか…?
    なかなか、明確な答えにたどり着ける問いではなく、問いかけながら演奏することに意味があるのではないかと思いますが、少なくとも演奏者自身が「こうじゃないかな???」と思えるところまでは持っていかないと、聴衆にはますます分からないままに伝わってしまいます。

    持ち替えを含めた演奏技術もそうですが、解釈も一筋縄ではいかない作品です。しかし楽しみながらも音楽に真剣に向かい合っている方には、奥深く魅力的な作品であることでしょう。

    前回ご紹介した「ソナチネ」同様、
    ソロ(ピッコロにも長~いソロがあります)、コンビネーション、シンクロ、ハーモニー等がとても重要で、大切にすれば必ずその部分が生きてきます。

    全体から細かいところまで、丁寧に演奏して頂ければ、と思います。

    天野正道作曲のフルート8重奏「a priori」はこちらのCDに収録されています。

    32thアンコン中高
    CACG-0135
    第32回全日本アンサンブルコンテスト (中学・高校編)
    定価4,200円(税込)

    東京都杉並高等学校吹奏楽部による、堂々たる演奏です。是非あわせてお楽しみください。

    楽譜事業部 高橋
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  • アンサンブル紹介リレー・その28

    Date: 2012.09.12 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    こんにちは。昨夜、神奈川などでは強い雷雨がありました。皆様の身の回りでは、停電や交通機関の乱れなどのトラブルはありませんでしたでしょうか。
    本日ご紹介するのは、こちらの作品です。

    ソナチネ
    CEM-014
    ソナチネ / 天野正道(フルート8重奏)
    定価4,620円(税込)

    こちらの作品では、C管のフルートおよびピッコロのほかに
    アルトフルートin G(2本)
    バスフルート(1本)

    上記のフルート属を使用しています。
    一般的な吹奏楽団でこれらの特殊管が揃うことはなかなかないかもしれませんが、フルートアンサンブル、フルートオーケストラとして活動されている方に、ぜひ知って頂きたい作品です。

    3つの楽章で構成されておりますが、演奏時間は通して5分程度と取り組みやすく、コンテストなどでも演奏しやすいボリューム感となっております。
    また、大編成のフルート合奏に比べ、パートを8つにまで絞り込んだアンサンブルでは、個々の楽器やパートの存在感がやや強くなりクリアな響きを聴かせられることもこの編成の特徴です。

    「ソナチネ」というタイトルは、『「古典派の時代からあるソナタ形式、またそれを簡略化したものを第1楽章に持つ作品のスタイル」を受け継ぎつつ、近・現代フランスの作曲家たちが新たに見出したエスプリを持ち合わせる作品の様式』を意図してつけられています。
    作曲者の天野氏自身も、より高いレベルでの演奏をする為に作品の構造を理解してもらいたいと語っているところであり、ここはひとつ気合を入れて、アナリーゼをしてみて頂きたいと思います。

    第1楽章は前述のやや簡略化されたソナタ形式、技巧的なソロとハーモニーの応答からなる短い第2楽章と、第1楽章のモチーフを一部に用いた第3楽章・ロンドの、3つの楽章からなるこの作品、
    ソロ、コンビネーション、シンクロ、ハーモニー…等々
    大切にしたいことは沢山あります。是非、「これを大切に表現しよう!」と思うことを定め、聴衆にもそれが伝わるように演奏してみて頂きたいと思います。

    天野正道のフルート8重奏「ソナチネ」は、こちらのCDに収録されています。

    31アンコン
    CACG-0121
    第31回全日本アンサンブルコンテスト(中学・高校編)
    定価4,200円(税込)

    2008年3月に行われた大会の録音です。あわせてお楽しみいただければ幸いです。

    楽譜事業部 高橋
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  • アンサンブル紹介リレー・その27

    Date: 2012.09.11 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    こんにちは。朝夕は秋、日中は真夏な日々が続いておりますが、みなさま如何お過ごしでしょうか。一部ではインフルエンザが流行っているという話も聞きます(この高温多湿な時期に!)ので、どうぞ体調にはお気をつけ下さい。

    本日ご紹介するのは、こちらの作品です。

    エオリアの妖精
    CEM-033
    エオリアの妖精 / 柳田孝義(フルート3重奏)
    定価5,250円(税込)

    今年、新作のフルート4重奏「秋のエオリア」も発売となった、柳田氏によるフルート3重奏です。1分程度から長いものでも3分ほどまでの、小さなアンサンブルを10曲集めた曲集になっています。

    「フルートは、自分が最も好きな楽器の一つ」と語る柳田氏。「エオリアの妖精」は、『アンサンブル紹介リレー・その4 「秋のエオリア」』(8月4日掲載)の記事でもご紹介した、エオリア旋法をはじめとする教会旋法から生まれるメロディーや、ハーモニーを用いて作曲されています。

    「エオリアの妖精」では、フルートが得意とする表現の中から「素朴」の表情を特に印象的に描いているように思います。なんとなく、愛情をこめて「笛」と呼びたくなるような、素朴なフルートのキャラクターです。

    コンテストや演奏会にはもちろんのこと、小さな作品をたくさん集めた形態になっておりますので、普段の練習にアンサンブルのトレーニングとして使って頂くのにも適しています。臨時記号もありますが、丁寧に譜読みをしていけば大丈夫です。

    作曲者の柳田氏が作品に寄せる思いには、「アンサンブルの楽しさを伝えたい、知ってもらいたい」というものがあります。
    気負い過ぎず素直な気持ちでアンサンブルの響きを楽しみ、「この曲はどういう曲なんだろう?」と、考えながら取り組んで頂けると良いのではないかと思います。

    次回もフルートアンサンブルをご紹介していきます。どうぞお楽しみに。

    楽譜事業部 高橋
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  • アンサンブル紹介リレー・その26

    Date: 2012.09.10 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    こんにちは。昨日9月9日は重陽節、菊の節句でした。
    菊を飾って鑑賞したり、菊酒を召し上がったりした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    本日は、レンタルのアンサンブル楽譜をご紹介します。

    綴れ織
    綴れ織 for Flute Trio / 小長谷宗一(フルート3重奏)
    レンタル価格 10,500円(税込)

    ※1年間のレンタル料金になります

    「綴れ織」を、欧文題では“Tapestry”としています。
    「綴れ織」そのものについて、簡単にご紹介いたしましょう。

    綴れ織の起源はエジプトといわれており、紀元前15世紀の王墓から綴れ織の衣類などが見つかっているそうです。シルクロードを通して東洋にも伝わり、その間に、使用する糸も西方での毛糸から絹へと変わっていきました。日本に伝わったのは飛鳥時代といわれています。
    綴れ織はたて糸に、色付きのよこ糸を通して織る平織りの変形で、横方向で色が変わるときに、よこ糸を折り返します。そのため、横方向の色の境目に「ハツリ」と呼ばれる穴が出来るのが特徴です。さらに、この穴が長く大きくなると、織地の強度が下がってしまうため、色を切り替える位置=模様を斜めのライン状にしていったことも、斜めのラインが多く見られる細かい模様、という綴れ織の特徴につながっています。

    日本の織物でいうと西陣織などに綴れ織の技法が生きているわけですが、よこ糸を先染めにして色柄模様、図柄などを織り出します。作り手の技術、センスなどによって精巧な図柄を描き出すことも可能で、ものによってはとても高級な工芸品・芸術品となってきます。

    フルート3重奏「綴れ織」では、3本のフルートを用いて、綴れ織のもつ多彩な色柄模様、表情といったものの印象を表現しています。
    フルートでこんな表現や、そんな表現も出来るのだなぁ…と、フルートという楽器の魅力も存分に味わわせてくれる作品です。

    フルート3重奏「綴れ織」は、こちらのCDに収録されています。

    アンサンブル委嘱作品集
    CACG-0137
    ヤマハ吹奏楽団 アンサンブル委嘱作品集
    定価2,500円(税込)

    楽譜をレンタルして見て頂くと、録音を聴くだけでは分からない曲の構造などもみえてきます。まずは聴いてみていただければ、と思います!

    楽譜事業部 高橋
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  • アンサンブル紹介リレー・その25

    Date: 2012.09.07 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    こんにちは。湘南の海近い街にもトンボが飛びはじめました。
    本日ご紹介するのはこちらの作品です。

    サンジェルマン
    CEM-008
    サンジェルマンの広場 6人の打楽器奏者のための
    / 真島俊夫(打楽器6重奏)
    定価4,200円(税込)

    「サンジェルマン」は、フランスのパリ市内にある地区の名前で「サンジェルマン通り」という道もあり、観光ガイドなどには、「サンジェルマン・デ・プレ」として掲載されていることもあります。
    作曲者の真島氏によると、このサンジェルマン地区は「学生街にも近く活気に満ちているが、一歩裏通りに入ると静かな小径や落ち着いた佇まいの建物があり、変化に富んだ魅力あふれる地域」とのこと。「サンジェルマンの広場」というタイトルではありますが、サンジェルマンという地区、界隈、あるいは『「サンジェルマン」という空間』の印象をもとに書かれた作品と考えて良さそうです。

    冒頭からの軽快で楽しげな部分では鍵盤打楽器をメインに、シェイカーやウッドブロック、トライアングルなどがアクセントを添えます。やがて訪れるサンバのパートでは、ラテンパーカッションのリズムが弾けています! “Freely”の指示があるパートも…フィーリングを大事に、ノリノリで演奏しちゃいましょう♪
    その後、夜のように静かな部分を経て初めの軽快な旋律が戻り、短い終結部を迎えます。

    楽曲の中に色々な表情がありながらも、全体を通して感じられるのは「陽気、お洒落、楽しい」といった雰囲気です。ステージで演奏すれば、ぱっと場が明るくなったように感じられるでしょう。コンテストのみならず、コンサートピースとしても大変おすすめです。

    打楽器6重奏「サンジェルマンの広場」は、こちらのCDに収録されています。

    138-2.jpg
    CACG-0102
    パーカッションアンサンブル邦人作品集
    演奏:小川佳津子&ステラ21
    定価2,800円(税込)

    CAFUAで楽譜をお取り扱いしている、天野正道作曲の打楽器6重奏「ヘキサゴン」も収録しています。あわせてお楽しみいただければ幸いです。

    楽譜事業部 高橋
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  • アンサンブル紹介リレー・その24

    Date: 2012.09.06 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    こんばんは。カーテン豪雨が通過中の、茅ヶ崎からお届けします。
    本日ご紹介する作品はこちら!

    水の記憶
    CEM-037
    水の記憶 / 加藤大輝(打楽器4重奏)
    定価4,200円(税込)

    今夏、新作打楽器3重奏「虹の戦士」も発表した、加藤大輝による打楽器4重奏です。
    この曲は、「小川佳津子&ステラ21」からの委嘱によって書かれた作品で、提示されたのは「なるべくスクールバンドにある楽器を用いて」「なおかつやりがいのある曲を」というオーダーでした。そのようなわけで、「そんな楽器、聞いたことないな??」といった楽器は、少なくなっていることと思います。その中において唯一珍しいと思える楽器「チャフチャス」については、加藤氏が詳細ページにも掲載している解説文で述べていますので、そちらをご参照下さいますようお願いいたします。

    CAFUAのアンサンブル楽譜には、必ず欧文題が併記してあります。
    「水の記憶」の欧文題は…memory of water、と思いませんでしたか?
    私はそのように思ってしまいましたが、実際にはmemoryではなく”Reminiscence”という単語が使われています。
    辞書を引いてみて下さい。「記憶」という意味合いに関しては、memoryもReminiscenceも同じように記載されていますが、Reminiscenceで特徴的といえるのは、「回想。追憶」という意味があるところではないでしょうか。

    memoryとReminiscenceがどう違うのか? 正直なところ、英語のスペシャリストでもなく、加藤氏にこのことについて尋ねたことのない私には、作曲者の真意は分かりません。しかしこれは、作曲者からの問いかけであり、作曲者から与えられた「その問いについて考えるチャンス」ではないでしょうか。

    また、別の話題ではありますが、
    打楽器という楽器群、あるいはその演奏をする人は、楽器の音だけでなく空間を操っている、空間を奏していると思う時があります。他の楽器にそれがないわけではありませんが、よりその傾向が強い気がします。

    この「水の記憶」を演奏される際は、特に「間」や「空間」「space」といったものを強く意識してみると良いかもしれません。

    本日の記事では作品の中身そのものにほとんど触れていませんが、内容については商品詳細ページに詳しい解説文を掲載しておりますのでそちらをご確認下さい(すみません)。
    打楽器4重奏「水の記憶」は、こちらのCDに収録されています。

    164-9.jpg
    CACG-0174
    パーカッションアンサンブル邦人作品集2
    演奏:小川佳津子&ステラ21
    定価2,800円(税込)

    打楽器のアンサンブルがもりだくさんの一枚です。ぜひ併せてお楽しみください。

    楽譜事業部 高橋
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  • アンサンブル紹介リレー・その23

    Date: 2012.09.05 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    こんばんは。本日は、季節を先取り!?な、こちらの作品をご紹介します。

    光の雫
    CEM-030
    光の雫 / 樽屋雅徳(打楽器5重奏)
    定価4,410円(税込)

    「光の雫」というタイトルは、「ダイヤモンドダスト」を想定して付けられています。雪の降る寒い地方でも、限られた地域、限られた時期にだけ観測できる特別な気象現象ですが、その美しさは広く知られており、写真や動画で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

    この作品では、鍵盤系打楽器(マリンバ、ヴィブラフォン、グロッケンなど)を中心に、太鼓系打楽器も豊富に使用して、幻想的で繊細、かつダイナミックな世界観を表現しています。

    そうです…

    速く激しい部分では、「ダイヤモンドダスト」のただ美しい風景だけをイメージしていてはなかなか思い至らないほど、迫力と躍動感にあふれています。

    一つの作品として、メリハリがあるのはもちろんのこと、自然現象だって、美しいばかりではないことは誰もが知るところ。
    勢いに流されず、音楽の脈を掴んで聴衆にしかと伝えていきましょう!

    少々私事を挟みますが、以前、私がソルフェージュのグループレッスンを受けていたころ、そのクラスには色々な楽器を演奏する人がいました。その中には打楽器担当の方々もいましたが、ソルフェージュのリズム課題が出題された時の打楽器さんの強さは、他の学生の追随を許さない圧倒的なものでした。
    それだけ日頃から、必要があってトレーニングを重ね、必然的にもリズム感が鍛えられているのだということを感じました。

    このような事をいうのは、この「光の雫」において、打楽器奏者5人の緊密なリズム連携がことさら特徴的であるからです。
    パズルのようにきちりと組み合わさったリズムを、作ることが出来ればその高揚はとても大きなものになるでしょうし、聴衆に感動を届けられるでしょう。
    曲想表現とともに打楽器アンサンブルの機能美を聴かせるということで、2本柱にはなりますがやりがいはあるはずです。

    普段はそれぞれが指揮者を見ながら演奏することが多いかもしれませんが、打楽器メンバーだけでアンサンブルをするこの機会に、セクションというまとまりで音楽を示す試みをしてみるのも良いのではないでしょうか。
    練習の際は、すこしシンプルなアンサンブル練習曲などを取り入れてみるのも良いかもしれませんね。

    次回も打楽器アンサンブルをご紹介していきます。
    どうぞお楽しみに。

    楽譜事業部 高橋
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  • アンサンブル紹介リレー・その22

    Date: 2012.09.04 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    こんばんは。引き続き、打楽器アンサンブルをご紹介していきます♪
    本日は、打楽器5重奏「グリーン’10」です!

    164-6.jpg
    CEM-040
    グリーン’10 / 西上和子(打楽器5重奏)
    定価 4,830 円(税込) 

    2楽章編成。簡単に曲の流れを説明すると…、
    自然豊かな森のこだまを彷彿させるような1楽章。ヴィブラフォンがソロで幻想的な雰囲気を醸し出し、その後シロフォンが鳥のさえずりを表します。その間、後ろではマリンバのトレモロが鳴り続け、幻想的な雰囲気のまま1楽章を終えます。

    2楽章は1楽章とは正反対に、冒頭より太鼓が高らかに鳴り、その中ソロマリンバが突然出現します。途中穏やかでメロディックな場面を交え、最後は冒頭のフレーズが現れて華々しく盛り上がります。

    同じ西上氏の作品で「久久能智」という打楽器4重奏の楽曲がありますが、こちらは第33回全日本アンサンブルコンテスト全国大会で、宮城教育大学吹奏楽部が演奏しています。
    この「グリーン’10」も楽章ごとの対比が映えるので、コンテストにオススメです。

    こちらも「パーカッションアンサンブル邦人作品集2」に収録されています。

    164-9.jpg
    CACG-0174
    パーカッションアンサンブル邦人作品集2
    小川佳津子&ステラ21
    定価 2,800円(税込)
     

    制作部 A&R 奥野
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  • アンサンブル紹介リレー・その21

    Date: 2012.09.03 | Category: アンサンブル紹介 | Response: 0

    9月、長月に入りました。今回は打楽器アンサンブルをご紹介します。
    天野正道のマリンバ四重奏「マリンバトル」です。

    164-5.jpg
    CEM-010
    マリンバトル / 天野正道
    定価 4,200円(税込)
     

    タイトルにあるように“バトル”、音程上で様々な衝突が繰り返され、ソロが掛け合いになっている作品です。使用楽器はマリンバだけですが、非常に躍動感に溢れた作品。
    一方で中間部はトレモロを交えて漂うようなゆっくりとした場面を迎え、最後はまた冒頭同様のメロディーが登場し、スピードを保ったまま終わります。

    音を聴くだけで分かるかもしれませんが、難易度もやや高め。4人でそろえて完璧に演奏するのは少々大変ですが、確実にやりがいがあり、力がつく作品です。
    天野氏がマリンバで描くバトルを楽しんで演奏して頂きたいです。

    こちらは「パーカッションアンサンブル邦人作品集2」に収録されています。

    164-9.jpg
    CACG-0174
    「パーカッションアンサンブル邦人作品集2」
    小川佳津子&ステラ21
    定価 2,800円(税込)

    制作部 A&R 奥野
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