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  • 福島弘和編曲による「レ・ミゼラブル」楽譜は11/1(金)発売です。

    Date: 2013.10.18 | Category: NEWS! | Response: 0

    先の記事でもご紹介していますが、10/27(日)の吹奏楽コンクール全国大会で春日部共栄高等学校吹奏楽部が演奏する、福島弘和編曲の『ミュージカル「レ・ミゼラブル」より』の楽譜は、11/1(金)発売の予定となっており、現在ご予約を承っております。
    今週水曜日にリリースしたばかりの春日部共栄中学高等学校ライブCD「レ・ミゼラブル」には、たっぷり12分超のコンサートバージョンで収録されています。
    (リリースCDは2013年4月の演奏会のものですが、出版にあたり楽譜の一部に変更が入っております。ご了承ください。)

    さて本日は、吹奏楽で「レ・ミゼラブル」を3倍楽しむ!ための、
    ミュージカル「レ・ミゼラブル」に登場する主要人物と、大まかなストーリーをご紹介してみたいと思います。

    メインのキャラクター達は、この3人!
    ☆ジャン・ヴァルジャン:元囚人で、ガレー船の労働に服役していた。出所後、コゼットの里親になる。
    ☆コゼット:父親は不明で、母親のファンテーヌも幼少期に亡くしてしまう。母親の存命中はテナルディエ夫妻が営む宿屋に預けられていたが、使用人のようにこき使われ不遇の時を過ごす。その後ジャン・ヴァルジャンに引き取られる。
    ☆マリウス:ブルジョワの祖父を持つ青年。成長したコゼットと恋に落ちる。学生の革命運動グループの一員。

    まだ3人しか紹介していないのに、大分込み入ってますね(笑)
    続いて、この人たちがいなくてはドラマが成立しない! サブキャラクター達の紹介です。

    ☆ジャベール警部:ジャン・ヴァルジャンが服役していたころ、囚人たちの監視役だった警察官。出所後に行方をくらませたジャン・ヴァルジャンを執拗に追い続ける。
    ☆ファンテーヌ:コゼットの母親。貧しい女工だったが、美貌の持ち主でもあった。勤めていた工場を解雇されてしまい、身売りまでしたのちに病死してしまう。
    ☆テナルディエ夫妻:経営する宿屋で、幼少期のコゼットを預かっていた。強欲で金銭に汚く、あこぎな商売をしている。
    ☆エポニーヌ:テナルディエ夫妻の長女で、コゼット、マリウスらと同年代。マリウスを慕っている。

    登場人物を絞りに絞ると、こんな感じでしょうか…
    群像劇といえるタイプの作品で、登場人物がとても多いのです。

    時間軸も大まかに3つに分けて、
    ①ジャン・ヴァルジャンの服役(~出所)時代
    ②ジャン・ヴァルジャンとコゼットが出会う頃
    ③コゼットが成長し、若者たちの恋愛などが描かれる時代
    というふうに捉えてみると分かりやすいと思います。

    それでは、楽譜に取り上げられている楽曲と絡めて、物語のあらすじを見てみましょう。

    第1曲:プロローグ
    まず最初に、囚人たちが服役するガレー船のドックの場面からです。劣悪な環境下での厳しい肉体労働を連想させる、力強くも重々しい楽想の曲になっています。

    ジャン・ヴァルジャンは19年の服役を終え、出所しましたが、「危険人物」と明記された通行証を行く先々で提示しなければならず、出所後も差別に苦しんでいました。
    ジャン・ヴァルジャンは忌々しい通行証を破り捨て、名を変えて身を隠すことにしたのです。

    第2曲:一日の終りに
    最初の場面から数年が過ぎ、貧しい群衆たちの歌う「一日の終わりに」という曲は、今日はなんとか生き延びたけれど明日は分からない、今日は仕事にありついたけれど明日は分からない…という、過酷な状況を歌っています。コゼットの母親、ファンテーヌもその中の一人。

    ファンテーヌは美しい髪と白い歯を持つ美女でしたが、それがもとで女工仲間の妬みを買い、働いていた工場を解雇されてしまいます。その工場の持ち主は、「マドレーヌ」と名を変えたジャン・ヴァルジャンだったのですが…

    ファンテーヌは、出稼ぎに出るために娘のコゼットをテナルディエ夫妻の宿屋に預け、仕送りをしていました。解雇されては、仕送りができません。テナルディエ夫妻からは、コゼットが病気で薬が必要だから、と、高額の仕送りを要求する手紙が送られてきます。
    ファンテーヌは、美しい髪を切って売り、白く輝いていた歯も抜いて売り、さらに身体を売ってお金を作ろうとしますが、ついに自らが病に倒れてしまいます。

    ファンテーヌの前に、工場主のマドレーヌ(ジャン・ヴァルジャン)が現れました。彼は、ファンテーヌに幼い娘がいることも、工場を解雇されたことすらも、その時まで知らなかったのです。「彼女と子どもを救わなければ!」そう決意し、マドレーヌはコゼットを引き取ることにします。ファンテーヌは、娘が工場主のマドレーヌに引き取られることを知って安堵し、息を引き取ります。

    続きは次の記事で!

    お知らせ:この記事は、11/1(金)発売の販売譜、福島弘和の編曲による『ミュージカル「レ・ミゼラブル」より』のご案内です!
    レミゼラブル楽譜
    ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
    作曲:C.M.シェーンベルク/ 編曲:福島弘和
    定価12,000円(税抜)CWE-025

    CAFUA webショップでご予約受付中! いますぐチェック!

    この楽譜の演奏は、10/16(水)リリースのこちらのCDに収録されています。
    レミゼラブルCD
    「レ・ミゼラブル」
    春日部共栄中学高等学校吹奏楽部
    指揮/都賀城太郎
    マリンバ/藤井むつ子

    お話しの続きもお楽しみに!


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