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閻浮檀金幻想〜吾妻鏡異聞〜

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商品名 閻浮檀金幻想〜吾妻鏡異聞〜
商品コード 1111
価格 35,750 円(税込)
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曲目解説
この作品は長野県立長野にし高等学校吹奏楽班の委嘱で作曲されました。
長野西高等学校は善光寺のすぐ側にありまして、初演してくださった鳥谷越先生の希望により、善光寺に関連した
題材を用いています。
この「閻浮檀金」とは、梵語の「ジャンブーナダ」(jambu-nada)の音写で、閻浮というなの木による樹林を流れる川底から、採取される砂金の事です。この閻浮檀金と善光寺の関係については、「善光寺縁起」を読んで頂ければ幸です。
以前私は「喩伽行中観〜吾妻鏡異聞〜」という作品を書いていますが、吾妻鏡は色々な意味で不思議な書物です。その吾妻鏡の中に善光寺再建のくだりなどの記述がありますが源頼朝が再建後参拝したはずの時期(他の書物から建久8年6月と推測されています)の記述は欠落しています。他にも色々善光寺に関する記述が吾妻鏡にはありますが、何故これほどまでに頼朝は善光寺再建、その他に心血を注いだのでしょうか?
とは言え、この作品はそういった事を具体的に描写した音楽ではありません。あくまでもイメージの一環として心の片隅に留めておくぐらいの方が、それぞれの音達が繋ぎ合わさって紡ぎ出す「音楽」を自然に表現できる事でしょう。(天野正道)

*打楽器にある「りん」と「きん」は仏具のかねのことで、大きい方を「きん」小さい方を「りん」と呼びます。音色的には、「きん」は「ご~ん」、「りん」は「ち~ん」という感じの音になります。
*「裡」という漢字は、「裏」の異体字で、裏と同音同義で用いられます。

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