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ゲマトリア <小編成対応>

曲目解説
ゲマトリアとは数値等価法の事で、ギリシャ語やヘブライ語のアルファベットに、それぞれ数値を割り当ててそれぞれの文字を数値変換し、その単語の合計値を算出することで、創始者はピタゴラスと言われています。また、これは「カバラ」でも用いられており、同じ数値を持つ単語は何らかの類似があると解釈され、旧約聖書の隠された意味を明かすためなどにも使用されてきました。
このゲマトリア的発想を基にして、アルファベット26文字に音名を当てはめた表を作りました。つまりC,D,E,F,G〜Z全部にそれぞれ固有の音名を付けたのです。平均律では12の音しかないので、シャープ、フラット、ダブルシャープなどの異名同音も用いています。これを用いてこの作品を作曲しましたが、その基となる単語や文章は敢えてここには表記いたしません。演奏者16名というのもゲマトリア的にある特定の意味を持っていますが、以上のような知識が無くても極普通に演奏できるように構成されております。
各パート1名ずつで一番良いバランスになるように作曲されていますが、人数の都合上、パートをダブらせる場合は、バランスに細心の注意を払って下さい。また、ピアノパートは初心者には若干難しい箇所もあるので、その場合は連弾にしても構いません。(天野正道)
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