楽器編成
1st Trumpet / Piccolo Trumpet in B♭
2nd Trumpet in B♭
Horn in F
Trombone
Bass Trombone
Tuba
Percussion 1
Timpani(4), Bass Drum(shared with player 2),
Suspended Cymbal, Drum Set(shared with player 2),
Bongos, 4Tom-toms, Tambourine, China Cymbal,
Tam-tam(shared with player 2), Wood Blocks
「ブック・オブ・ザ・デッド」とは、古代エジプトで冥福を祈りパピルスに書かれ死者と共に埋葬された楽園アアルへの道しるべを記した書物のこと。書物には、肉体を離れてから霊魂が‐楽園アアル‐へ入るまでの過程・道しるべが記載されている。
書物をラテン文字化すると、「Rw Nw prtM Hrw」「ル・ヌ・ペレト・エム・ヘル」日本語に直訳すると「日下出現の書」となる。「死者の書」という名称は1842年プロイセン王国のエジプト学者 カール・リヒャルト・レプシスがこのパピルス文書を英語で出版・紹介する際に「エジプト人の死者の書」と付けたことに由来する。
死にゆく人を描いた訳ではなく、生まれ死に楽園に到達するまでを「完結なる生命の旅」としていた信仰ある古代エジプト人を想定し、そこにある神秘性・快楽・生命の循環をインスピレーションのまま描いてみた。(阿部勇一)