1969年鹿児島市生まれ。1992年第9回日本管打楽器コンクールで第1位および大賞を受賞。94年東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコース修了。97年英国テューバ・ユーフォニアム カンファレンスにおいて、日頃の演奏活動の功績が認められ「Euphonium player of the year」を受賞。同年9月にはフランス・フィリップジョーンズ・ブラスコンクール、ユーフォニアム部門において優勝。
これまでにNHK交響楽団、大阪市音楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団、ジャパン・ヴィルトーゾ・オーケストラ、ストラスブール管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、東京交響楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団などの演奏団体と共演を行う。また航空自衛隊航空中央音楽隊に在籍中にソリストとして数多くのコンサートを行う。
また彼のために書かれた優れたユーフォニアムのオリジナル作品発表は、その可能性を追求し続ける姿勢であり、高く評価されている。ソロ・コンサートは国内外で開催されており、その他、ザ・テューバ・バンド、ブラス・ヘキサゴンなどアンサンブル・ユニットではそれを主宰し意欲的な取り組みをみせている。これまでに発表されたアルバムは23枚(内3枚は文化庁芸術祭ノミネート作品)、ほかゲスト・ソリストとしても多数のアルバムに参加している。2013年3月に航空自衛隊を退職しソロ活動および後進の育成に力を注ぐ。
ユーフォニアムを三浦 徹・露木 薫・スティーヴン ミードの各氏に師事。
現在、東京音楽大学および洗足学園音楽大学客員教授、昭和音楽大学講師、エリザベト音楽大学、尚美ミュージックカレッジ専門学校および相愛大学音楽学部特別講師。ビュッフェ グループ ジャパン専属講師。
圧倒的な演奏で10回目の全国大会金賞を成し遂げた龍谷大学吹奏楽部。2016年12月にびわ湖ホールで開催された定期演奏会をライブ収録。ゲストとしてトランペットのアンドレ・アンリ、ユーフォニアムの外囿祥一郎の両氏を招き、また委嘱新作として「デュオ コンチェルタンテ」(ケンツビッチ)と「ジェミニ コンチェルト」(スパーク)の2曲を披露。確かな技術と高い音楽性を兼ね備えたソリストとバンドの共演による世界初演の貴重な記録となりました。また、話題のマッキーを始め、金山徹新編曲の「パリのアメリカ人」、バーンスタインの傑作「シンフォニック・ダンス」など、同大としては珍しくアメリカの作品を多く取り上げたプログラム。シンフォニックな響きの中にもポップスの要素を求められる作品群で、龍吹の新しいサウンドの息吹を感じさせてくれます。
●曲目●
[1] オリンピック・スピリット(ジョン・マッキー/編曲:ジェームズ・カーナウ)
[2] アスファルト・カクテル(ジョン・マッキー)
[3] パリのアメリカ人(ジョージ・ガーシュウィン/編曲: 金山 徹)
[4] デュオ コンチェルタンテ(マルセル・ケンツビッチ)
ジェミニ コンチェルト(フィリップ・スパーク)
[5] I. Ritmico
[6] II.Rento
[7] III. Vivace
[8] ウエスト・サイド・ストーリーより「シンフォニック・ダンス」(レナード・バーンスタイン/編曲:ポール・ラヴェンダー)
指揮:若林義人([3]〜[8])
児玉知郎([1],[2])
トランペット : アンドレ・アンリ([4]〜[7])
ユーフォニアム : 外囿祥一郎([4]〜[7])
龍谷大学吹奏楽部 第43回定期演奏会
2016年12月3日 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホールにてライブ収録