• 春のレンタル楽譜紹介⑨小編成特集!

    Date: 2014.04.25 | Category: レンタル楽譜紹介 | Tags:

    こんにちは。
    もう、ゴールデンウィークですね。早いものです。
    本日はCAFUAレンタルライブラリーから、「小編成バンドの味方!」と呼び声高い、石毛里佳さんの作品をご紹介していきます! はじめはこちら!

    メガ・スモールバンド
    メガ・スモールバンド / 石毛里佳
    演奏時間:約6分
    グレード3
    レンタル価格:25,000円(税別)

    20人編成ながら、“人数の少なさを感じさせない迫力”が持ち味の作品。パートのバランスとしては、木管が少なく、金管が厚い感じになっています。

    曲のキャラクターを言葉で表現するとすれば…
    「コミカルで可愛い雰囲気ながら、感動までさせられてしまう冒険物語」という感じでしょうか。
    リズミカルでメジャー感の強い冒頭で、コミカルかつ可愛らしい雰囲気を打ち出し、中の“冒険”のパートでは、マイナーっぽく美しい旋律と和声進行で、ストーリーやイベント、伝説との出会い…のような物語を紡ぎ出します(楽譜担当の私見です)。
    コーダは始めのコミカルな雰囲気に戻りますが、主人公がどこか一回り大きく成長したような、響きの広がりがあります。

    「メガ・スモールバンド」を収録したCDはこちら。

    CS2011
    CAFUAセレクション2011
    吹奏楽コンクール自由曲選「ローマの謝肉祭」
    (演奏:航空自衛隊航空中央音楽隊)
    CAFUA CACG-0163

    スパイラル・レジェンド
    スパイラル・レジェンド
    (演奏:東海大学附属高輪台高等学校・中等部)
    CAFUA CACG-0109

    それでは、2曲目に参ります♪

    おもいのことのは
    おもいのことのは / 石毛里佳
    演奏時間:約7分
    グレード4
    レンタル価格:25,000円(税別)

    作曲者が作品に寄せたコメントをご紹介しましょう。
    「冒頭、木管楽器のソロで引き継がれていく旋律が、全曲を貫くテーマ。一途な気持ちで書きました」
    「“ことのは”は、言葉。音もまた言葉。言葉を選び、並べて、文章を書くように、一つ一つ選んだ音をつないで曲を書いています」

    コメントにあるように、冒頭に提示されたテーマが全曲を通じて繰り返し現れますが、楽器が違っていたり(>音色も音域も変わります)、バックのアレンジやハーモニーを変えたりと、「同じこと」を繰り返し「違ったアプローチで」表現する…あるいは「表現を試みている」ようでもありますが、それは「自分の持つ思いを、思った通りに表現すること」を追求していく、“精神的により深い表現”ができる作品といえます。

    “シンプルで深い表現”です。

    「おもいのことのは」を収録したCDはこちら。

    メトロプレックス
    CAFUAセレクション2007
    吹奏楽コンクール自由曲選「メトロプレックス」
    CAFUA CACG-0096

    レンタル楽譜とCDをCAFUA webショップで同時に注文すると、CDがおトクに入手できるキャンペーン(CD30%off、組み合わせは自由!)を実施中ですので、ぜひCDもあわせてチェックして下さいね。

    3曲目はこちら♪

    スイ
    スイ / 石毛里佳
    演奏時間:約6分半
    グレード3+
    レンタル価格:25,000円(税別)

    カタカナのタイトル“スイ”には、色々な意図が込められています。
    水、垂、推、吹…メインとなるイメージは、“粋”
    「格好良くてスピード感があり、ちょっと和風の作品」と、作曲者はコメントしています。
    冒頭にティンパニのちょっとしたソロがあり、存在感が光ります。タテのライン、変則的な拍子が特徴で、ハーモニーもおもしろいです!
    「この曲を格好良く演奏したい!」と、曲自身が練習へのモチベーションを上げてくれるような作品です。

    「スイ」は、こちらのCDに収録されています。

    藍色の谷
    藍色の谷
    (演奏:龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部)
    CAFUA CACG-0130

    次が、本日ご紹介する最後の作品になります。こちらをどうぞ!

    イシュルーンの枝はまぼろしのように
    イシュルーンの枝はまぼろしのように / 石毛里佳
    演奏時間:約8分
    グレード4+
    レンタル価格:26,000円(税別)

    “イシュルーン”はアラビア語で20を表す言葉で、20人編成のこの作品のタイトルに採用されたわけですが、通常の“20人=小編成の吹奏楽”というよりは“人数の多いアンサンブル”というつもりで書いた、と作曲者は話しています。

    “全員がソリストのように目立つ”ことを一つのテーマとして書かれており、全ての楽器・全てのパート(2ndのパートなども含め)に見せ場があります。
    冒頭はソロやソリの絡み合いで複雑な模様を描き、中間から後半にかけて響きの深みや重なりを増していきます。
    コーダの前にはフーガ風に作られた部分もあり、ウィンドチャイムとチェレスタの音を境にして全体がまぼろしのように消えていきます。

    消えていくときは少し高いところに収束するように、吸いこむような集中をもって演奏すれば、聴衆の意識も一緒に、最後まで引き込んでいくことが出来るでしょう。

    「イシュルーンの枝はまぼろしのように」を収録したCDはこちら。

    スパイラル・インフィニティー
    スパイラル・インフィニティー
    (演奏:東海大学付属高輪台高等学校・中等部吹奏楽部)
    CAFUA CACG-0128

    全曲POST de スコアでもご利用頂けますので、まずは一度見てみたい!という方は、ぜひご利用下さい。

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    本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
    次回もどうぞ、お楽しみに。

    楽譜事業部
    高橋